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今回は『転生者イシュルと神の魔法具』です。
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転生者イシュルと神の魔法具
■『転生者イシュルと神の魔法具』
作者:青のあらた様
あらすじから抜粋【勤め先の急な倒産で、いきなり路頭に迷うことになった耕一。
妻子を抱え、年齢も四十手前という厳しい状況で、なんとか早めに転職先を見つけたその喜びもつかの間、地下鉄で喧嘩に巻き込まれエスカレーターを頭から落下、あっけなく死んでしまう。
どれだけ時が経ったのか、気づくと耕一は昔のヨーロッパを彷彿とさせる見知らぬ地に、前世の記憶を持って転生していた。
イシュルと名づけられた、田舎の農家に生まれた赤ん坊として。】
あらすじにもあるように、典型的な異世界転生作品。
異世界に転生した主人公が、ふとした事件で手に入れた風の魔法具の力で各地を冒険していく物語。
いわゆる俺tueee系なのだが、主人公が風の魔法具を継承する経緯やその後の事件などを含めてテンプレ的な展開とは少し異なる。
主人公は間違いなく世界最強クラスの実力者だが、同格がいないわけではなく、格下でも策を弄すれば戦うことはできる。
とくに序盤は魔法や戦闘そのものに不慣れな描写が多く、格下に不意をつかれることも。
中盤を越えたあたりからは無敵に近い状態になるが、これがそもそもとある人物の計画通りだったりもする。
また、登場人物や魔法の描写に力を入れており、非常に丁寧に描かれているのがよくわかる。
これは各人物や組織にも同様のことが言え、主人公を含めてそれぞれが独自の思惑で行動している。
そのため、描写や説明が冗長であると感じる人もいるかもしれない。
筆者も、組織やそこに所属している人間の情報をメモにまとめながら読む必要があった。
しっかりと腰を据えて、重厚なファンタジー作品を読みたい人におすすめ。
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