Web小説おすすめ紹介・感想『猫のあしあと』 | ごろん小路。

Web小説おすすめ紹介・感想『猫のあしあと』

インターネット上に公開されているWeb小説の情報をまとめたものになります。

主に、実際に読んだ作品に対する個人的な感想になります。

今回は『猫のあしあと』です。

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猫のあしあと


■『猫のあしあと』 
作者:のーばでぃ様



あらすじから抜粋【桃花村には猫?(みょうえき)と言う変人がいたそうな。
妄想ともつかないことを垂れ流し、字に起こし、紙や墨水まで自作しては、時折卑猥な絵などを描いてエロガキその他に売っぱらう、そんな女。

今はもう太陽様のところへ旅立ったが。
彼女の遺した大量の蔵書は、未だ彼女の家に積み上がっている。

「九日の世界に転生して脳ピュータ人員に抜擢されたんだけど何これウケる」

これは彼女の遺した蔵書が周りを無秩序に振り回す、そんなお話。 】


Steamで販売されているゲーム「九日 Nine Sols」の二次創作作品。

Steamでは「古代中国神話を融合させた2Dプラットフォーム型アクションアドベンチャーゲーム」と紹介されている。

まず注意点として、この作品は原作ゲームのネタバレが全開である点がまず挙げられる。

というか、原作ゲームの内容を知っていることが前提となる作りとなっているのだ。

そのため、本作を読む場合は原作ゲームのネタバレが続くことを覚悟してほしい。

主人公は九日 Nine Sols世界の猿人の「猫弈(みょうえき)」に転生した。

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ただ、物語開始時点で彼女は死亡している。

しかし、彼女が生前に残した蔵書が、原作主人公である羿(げい)の手に渡ったことで状況が変わる。

原作ゲームを知っていた転生者である彼女の情報は事実上の未来予知と同じであり、さらにおそらくは「九日 Nine Sols」の世界そのものへ言及していた可能性がある。

結果、原作ゲームでは敵対関係にあった登場人物と和解が成立するなどの変化が生じる。

また、筆者としては「こいつ本当に死んだのかな?」と僅かに疑問視している。

原作ゲームでは猿人牧場からの脱出者がいたり、猿人のクローン製造に成功している描写があるので万が一だが生存していてもおかしくはない……と思っていたら、11話で死亡確認されてしまった。

羿(げい)と直接話すところはちょっとだけ見たかった。

原作ゲームを知っていることが前提ではあるが、非常に面白い作品なのでぜひとも一度読んでみてほしい。

タグ:二次創作 ファンタジー 転生 ハーメルン

作品はこちらから

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