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今回は『Vermillion;朱き強弓のエトランジェ』です。
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Vermillion;朱き強弓のエトランジェ
■『Vermillion;朱き強弓のエトランジェ』
作者:甘木智彬様
あらすじから抜粋【【DEMONDAL】――硬派すぎるゲームシステムの北欧産VRMMO。
スキルもレベルもインベントリも便利なギルドも存在しない、その無駄なリアリティは最早VR生活シミュレータ。
そんなゲーム内で、廃人プレイヤーかつ騎射の達人として知られる主人公・ケイは、ある日相棒のロシアンNINJAと共にゲームそっくりの世界に転移する。
元々リアルだった世界は、正真正銘の”現実”へ。
転移の真相を探る二人は、知らず知らずのうちに世界の暗部へと踏み込んでいく。
これは、生きる意味を再び手にした青年が、愛する人と彷徨い旅する物語。】
あらすじにもあるように、ゲームから異世界への転生?憑依?もの。
ゲーム時代のキャラクターの性能を引き継いで異世界を冒険していくことになる。
都市の様子やそこに住む人々など、ゲームの時とは様々な事情が異なる世界を二人は渡り歩いていく。
ちなみに、キャラクターの性能を引き継いでいるとは言え、彼らは最強無敵というわけではない。
一般的なMMOがそうであるように、キャラクターや職業が強いことはあっても個人が一強にはならないということ。
そのため、手練れの野盗集団などと交戦すると普通に手傷を負うし、追い詰められることもある。
また、異世界転生系の展開にありがちな、序盤に権力者や富豪を助けて恩を売るなどしてスタートダッシュするといった展開もない。
つまり、序盤の展開がスロースタートなので、もしかしたらそこで読むことが退屈する人が出るかもしれない。
しかしそれは話が中弛みしているわけではなく、作品の世界観が丁寧に作り込まれていることを意味している。
現地の社会情勢、血生臭さい人間が生きている世界というものを堪能することができる。
ゲームから異世界への転生で、丁寧に描かれる世界を読みたい人におすすめの作品である。
タグ:オリジナル ファンタジー 転生 憑依 なろう