「ダンゴムシ」は指や枝でつつくと団子のように丸まる姿が有名です。
しかし、ダンゴムシが何故丸くなるのかよくわからないかと思います。
また、ダンゴムシの中には丸まらないものもいるのかも気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- ダンゴムシが丸くなる理由とは?
- ダンゴムシには丸まらないものがいる?
これらの情報をまとめてみました。
ダンゴムシが丸くなる理由とは?
ダンゴムシが丸くなる理由は「身を守るため」です。
ダンゴムシは足が遅く、さらに頭や腹は柔らかいため敵に攻撃されると脆い場所になります。
そのため、ダンゴムシは急所を守りつつ、頑丈な身体の外側を盾にするために丸くなることで敵の攻撃を耐えようとするわけです。
実際、ダンゴムシは踏みつけると子どもの体重でも潰れてしまいますが、柔らかい土の上で丸まっていれば潰されないだけの硬さをもっています。
これはダンゴムシの甲羅はカルシウムでできており、その硬さは人間の爪と同じくらいあるとされているからですね。
また、ダンゴムシは甲羅を維持するためにカルシウムを必要とする生き物でもあります。
例えば、雨の日の後にダンゴムシがコンクリートに数多く集まることがあります。
これは、ダンゴムシがコンクリートに含まれているカルシウムを摂取するためです。
コンクリートをダンゴムシが食べられるのかと疑問に思う方も多いかと思いますが、これは可能です。
ダンゴムシの大顎の部分は硬く、歯のエナメル質並みに頑丈だからですね。
この大顎を使ってダンゴムシはコンクリートのような硬い物を齧ることができます。
ダンゴムシには丸まらないものがいる?
ダンゴムシの中には丸まらないものがいます。
ただ、正しくはダンゴムシではなく「ワラジムシ」と呼ばれる生き物です。
「ワラジムシ」はダンゴムシと非常によく似た外見をしていますが、身を守るために丸まらないことが特徴です。
また、ダンゴムシと比較すると外殻に光沢はなく、身体が全体的に平たいことも挙げられます。
そして、一番の特徴はやはり足の速さでしょう。
ワラジムシはダンゴムシよりも圧倒的に移動速度が速いです。
そのため、外敵に襲われた時は一気に走り去って逃げようとします。
もちろん、他の虫に比べるととてものんびりしてるので、追いつかれることが珍しくありませんが。
ちなみに、ワラジムシは外敵に襲われるなどして危機に陥ると、仲間に危険を知らせるためにフェロモンを出す特徴があります。
こうすることで、多くのワラジムシが助かるように頑張っているわけですね。
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まとめ
ダンゴムシが丸くなる理由は「身を守るため」です。
ダンゴムシは足が遅く、さらに頭や腹は柔らかいため敵に攻撃されると脆い場所になります。
そのため、ダンゴムシは急所を守りつつ、頑丈な身体の外側を盾にするために丸くなることで敵の攻撃を耐えようとするわけです。
また、ダンゴムシの中には丸まらないものがいます。
ただ、正しくはダンゴムシではなく「ワラジムシ」と呼ばれる生き物です。
「ワラジムシ」はダンゴムシと非常によく似た外見をしていますが、身を守るために丸まらないことが特徴です。
また、ダンゴムシと比較すると外殻に光沢はなく、身体が全体的に平たいことも挙げられます。
そして、一番の特徴はやはり足の速さでしょう。
ワラジムシはダンゴムシよりも圧倒的に移動速度が速いです。