名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『滅びの呼び声』です。
滅びの呼び声
■『滅びの呼び声』 柚子様 対象レベル:4~6
張り紙から抜粋【南の村落でゴブリン退治を終えた一行は、リューンまでの帰り道のかたわら、商人の護衛を引き受ける。
目的地たる城塞都市ツェナイグに到着したのは夕刻のことだった。
商人と別れ、この街で一晩ゆっくり休養をとってリューンへ起つはずであった――】
雨が降る中、死体を横目に街の通りを歩く冒険者。
城塞都市ツェナイグでは大して珍しくもない光景のようだが、いきなり男に言い寄られたあげく斬りかかられてしまう。
薬物中毒者が乱心したようだった。
幸いにも、相手が素人だったために大した問題はなかったが、その後、話しかけてきたフードの男から「男を倒してくれたお礼」としてゼンマイ式のオルゴールを受け取る。
売って金にすれば良いと言う冒険者に対し、ここでは食べ物以外は街の中でしか商いができないため意味がないと述べる男。
最終的にオルゴールを受け取った冒険者は、仲間たちがいる「月の背中亭」へと歩き出したのだが……。
ゼンマイ式のオルゴールに偽装された「呪物」に呪われた冒険者を助けるシティ・アドベンチャーシナリオ。
シナリオ内の「相談」でも言及されているように、この呪物の処理方法はいくつかのやり方がある。
賢者の塔に相談したり、別の誰かに押し付けたりなど。
もちろん、冒険者として真っ当なやり方で対処しても問題ない。
というか、こちらが正規ルートだろう。
まずは盗賊ギルドを探し出して、彼らから情報を買えば最初に出会ったフードの男の所在が割れる。
後は、フードの男からの情報をまとめて考えれば、呪物に対する対処方法が見えてくる。
ちなみに、葡萄酒は「月の背中亭」で購入することができるので、荷物袋にないからといって慌てる必要はない。
最後の戦闘は、敵が不死者であることを意識して立ち回れば問題なく勝てるだろう。
例えば、亡者退散や聖水があれば一網打尽にすることも不可能ではない。
戦闘に不安があるなら、フードの男に強力を要請するのもありだろう。
最終的に、復活した不死者を見事倒したらシナリオクリアだ。
総括すると、城塞都市ツェナイグという不穏な舞台背景を活かした面白いシナリオ。
また、筆者が記憶する限りだと、初めてカードワースシナリオに歌声が使用されたシナリオだったのではないかと思う。
シナリオが発表された当時はとても驚いたことを覚えている。
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