CardWirthシナリオ感想・おすすめ『銀の鍵』 | ごろん小路。

CardWirthシナリオ感想・おすすめ『銀の鍵』

名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。

主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。

今回は『銀の鍵』です。

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銀の鍵


■『銀の鍵』 蒼馬様 対象レベル:3~5



張り紙から抜粋【手紙の配達をお願いできる冒険者を募集。報酬は銀貨1000】


冒険者の遅い朝は、壁に貼られた依頼の紙を見ることから始まる。

依頼の紙を眺めていたら、その中に「手紙の配達」という依頼を見つけた。

報酬は銀貨1,000枚と高いのが気になるが……、依頼人がどこぞの屋敷の奥女中(おくじょちゅう)らしく、何か訳ありなのだろうと宿の亭主は言う。

しばらく考えた結果、冒険者一行はこの依頼を受けることにした。

場所はイリリア邸内、マライア=ベルチという人物が依頼人のようだ。

宿の亭主から紹介状を受け取り、冒険者一行は寒空の下依頼人がいる家へと出発した。

イリリア邸にて、下男に紹介状を見せ中へと入っていく。

そこには庭園があり、そこには花と大理石彫像があった。

像の台座には「亡きヴァイオラへ捧ぐ」と刻まれている。

邸内に入ったが、通された客間は暖炉に火も入れられておらず冷え切っていた。

「外の方が温かいような……」

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しばらく待っていると女性――依頼人であるマライア=ベルチが現れた。

依頼の詳細を聞こうとする冒険者だったが、依頼人はその前に「説明を受けたら依頼放棄はできない・他言無用」と念押ししてくる。

それらの条件に頷くと、依頼人は依頼内容の説明を始めた。

「異世界へ手紙を届けてほしい」……これが今回の依頼の概要だった。

さて、どんな冒険が待っているのか……。


総括すると、重苦しい雰囲気が漂うシリアスなシナリオ。

依頼内容は上記にもあるように手紙の配達なのだが、手紙の書き手はすでに死亡、送り先の詳細がよくわからないという変わった依頼となっている。

依頼人が用意した「仕掛け」を使うと、邸内から一瞬で別の場所へと移動する。

以後は異世界と思わしき場所を探索するのだが、そこは少しばかりの謎解きをする必要がある。

謎解きの材料はすべて現地で調達できるが、何なら腕力でケリをつけてもいいだろう。

全体的に説明が不十分なところがあるが、おそらく意図的に内容をぼかしているものと思われる。

最後のあたりで冒険者が今回の依頼の予想を話すので、それで情報の補完はできる。

また、クリア後に配布されるクーポンに「B」という表記があるので、もしかしたらマルチエンディングタイプのシナリオかもしれない。

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