インターネット上に公開されているWeb小説の情報をまとめたものになります。
主に、実際に読んだ作品に対する個人的な感想になります。
今回は『トリッパーメンバーズ(超多重クロス)』です。
トリッパーメンバーズ(超多重クロス)
■『トリッパーメンバーズ(超多重クロス)』
作者:ボスケテ様
あらすじから抜粋【この話は、以下に記述される要素を持っています。
これらの要素が受け入れられないと思われた方は、戻ることをお勧めいたします。
この話は、現実から作品世界へとトリップした人間が主人公の、オリ主ストーリーです。
この話は様々な作品がごっちゃになって作られている、超多重クロス作品です。
この話のオリ主は、色々な作品の道具やルールなどを使い、さらに頭も良く戦闘能力も高いと、典型的なオリ主最強モノとなります。
この話には、非常に多くのオリジナル設定が捏造され多用されます。
この話では、原作のキャラクターを勝手に殺したり強化したりするなどの行為が行われています。
これら以上の要素に対して許容できるという方は、どうぞ本編へとお進みください。】
あらすじにもあるように、多数の原作からなるクロスオーバー作品。
いわばごった煮の闇鍋であり、読む人を選ぶタイプの作品であると言える。
しかし、それを乗り越えられれば面白い作品。
主人公は転生者であり、サイヤ人の「リキュー」としてドラゴンボール世界に誕生する。
時系列としては、ツフル人を駆逐して独立する前の原始的な生活をしていた時代からである。
さらに、主人公は原作であるドラゴンボールの内容をほぼ覚えていない状態。
日本人の価値観が残っているためそれが足を引っ張り、一般的なサイヤ人と比較すると弱者に分類されてしまう。
そこで、主人公はサイヤ人としては珍しい研究職に就くことで直近の問題を回避する。
だが、結局のところ焼け石に水であり、何もかもが行き詰まりを見せる状態が続くある日のこと。
施設内の通路に突如として現れた「黒い穴」と遭遇する。
警戒する主人公だったが、穴の中から人間が現れ、その人物が日本語を使ったことから状況が一変する。
まさにこの瞬間こそが、主人公の運命の趨勢を定めたのだ……。
上記にもあるように多数の原作からなるクロスオーバー作品なので、そこかしこに知っている原作作品の片鱗を見ることができる。
また、あらすじの注意書きや本編でも言及されているが、原作同士の擦り合せによって変化が生じているものが多数ある。
このあたりの「作品ごとの設定を上手く噛み合わせる」というのは、多重クロスオーバー作品の宿命とも呼べる点だろう。
主人公も例に漏れず、最終話付近における超サイヤ人への覚醒条件などはその最たるもの。
ちなみに、更新日付からもわかるように、この作品が執筆された時期は相当昔である。
現代からすると設定が変わっていたり、新しい設定が生まれているものもあるので、そのあたりも気をつけた方が良いだろう。
読む人を選ぶタイプの作品ではあるが、相性が良い人にはとことん刺さるタイプの作品である。
タグ:二次創作 クロスオーバー 転生 完結済み 理想郷
注意事項
注意点として、ここにある情報は筆者の個人的な感想や価値観に基づくものであり、客観的・情報的に正しいかは保証できません。
また、すべてのWeb小説やその作者様・素材制作者様を侮辱・批判するものでもありません。
最低限の情報のみを掲載していますので、Web小説が現在閲覧可能かどうかなどの確認は各自の責任でお願い致します。