パソコンの「ファイル削除時の警告」が表示されず困っている人は多いのではないでしょうか?
ファイル削除時の警告が出ないと、うっかり削除したことに気が付かないこともありますからね。
また、削除したファイルがゴミ箱にない原因についても知っときたいところです。
そこで今回の記事では、
- パソコンのファイル削除時の警告を表示する方法とは?
- パソコンから削除したファイルがゴミ箱にないのはなぜ?
これらの情報をまとめてみました。
パソコンのファイル削除時の警告を表示する方法とは?
実は、Windows11の初期状態だとファイルやフォルダーを削除する時の確認メッセージが表示しないように設定されています。
つまり、ファイルやフォルダを選択して「Delete」キーを押すか、右クリックして表示された一覧から削除をクリックした場合、そのファイルやフォルダはそのままごみ箱に直行するわけですね。
Windows10から乗り換えたユーザーだと戸惑うことでしょう。
誤って削除してしまうことを予防するためにも、パソコンのファイル削除時の警告が表示されるようにしておきましょう。
具体的な方法としては、以下のような手順となります。
1・デスクトップにある「ごみ箱」を右クリック
2・表示された一覧から「プロパティ」をクリック
3・「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れる
4・「OK」をクリック
5・完了!
以上です。
設定後は、適当なファイルやフォルダを作成して、それを削除した際に警告が正常に表示されるかをチェックしておきましょう。
また、ファイル削除時の警告を非表示にする場合は、「削除の確認メッセージを表示する」のチェックを外せば大丈夫です。
パソコンから削除したファイルがゴミ箱にないのはなぜ?
パソコンから削除したファイルがゴミ箱にない原因には複数のものが挙げられます。
具体的には、以下のようなものになります。
1・Shiftキーを押しながら削除した
2・外部ストレージからの削除
3・ファイルシステムのエラー
4・ゴミ箱の容量不足や設定
以上です。
1番目の「Shiftキーを押しながら削除した」とは、削除時の操作方法のことを指しています。
ファイルやフォルダを削除する際、Shiftキーを押しながら削除すると、そのファイルはゴミ箱を経由せずに完全削除されます。
この操作で削除をした場合、通常の方法ではファイルを元に戻すことはできません。
この仕様はあまり知られていないと思うので、指などがShiftキーに当たるなどして発生すると原因の特定が困難かと思います。
2番目の「外部ストレージからの削除」とは、パソコンに外部から接続しているUSBメモリなどからの削除のことです。
外付けSDDやUSBメモリなどの外部ストレージから削除したファイルは、ごみ箱へと行かずにそのまま即座に消去されてしまいます。
利用頻度が高くなりやすいUSBメモリだとわかりやすいでしょうか。
ただ、外付けHDDなどはごみ箱へファイルが送られることがあるので、気になる方は適当なファイルやフォルダを作成して、それを削除して見ると良いでしょう。
3番目の「ファイルシステムのエラー」とは、NTFSやFATなどのファイルシステムに異常が発生することを指しています。
こういったファイルシステムにエラーが生まれると、削除処理の挙動が変わることでデータが消失することがあります。
一応、削除されたファイルがディスク上に残っている可能性もありますが、上書きやシステムの動作によって消えてしまうことも考えられるので自力での復旧は難しいかと思います。
そのため、こういった形で消えたファイルやフォルダを復旧したい場合は、データ復旧の専門業者に依頼をするということを考えても良いでしょう。
最後の「ごみ箱の容量不足や設定」はそのままですね。
パソコンのごみ箱の容量には上限が存在しており、この上限に達していると新しく削除されたファイルがゴミ箱に入らず、直接削除されることがあります。
とくに、ファイルやフォルダの容量が特大サイズだと直接削除するといったことが発生します。
また、ゴミ箱の設定で「ごみ箱にファイルを移動しないで、削除と同時にファイルを消す」が有効になっていると、削除したファイルはゴミ箱を経由せずに消去されます。
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まとめ
パソコンのファイル削除時の警告が表示されるようにする手順としては、以下のようなものになります。
1・デスクトップにある「ごみ箱」を右クリック
2・表示された一覧から「プロパティ」をクリック
3・「削除の確認メッセージを表示する」にチェックを入れる
4・「OK」をクリック
5・完了!
以上です。
設定後は、適当なファイルやフォルダを作成して、それを削除した際に警告が正常に表示されるかをチェックしておきましょう。
逆に、ファイル削除時の警告を非表示にする場合は、「削除の確認メッセージを表示する」のチェックを外せば大丈夫です。
また、パソコンから削除したファイルがゴミ箱にない原因には複数のものが挙げられます。
具体的には、以下のようなものになります。
1・Shiftキーを押しながら削除した
2・外部ストレージからの削除
3・ファイルシステムのエラー
4・ゴミ箱の容量不足や設定
以上です。