「HDD」が高熱を発する状態になると不安ですよね。
HDDはパソコンのデータを保存するためのパーツですから、何かあったら大切なデータが消えてしまうかもしれません。
しかし、HDDが高熱で故障するのか、温度下げるためにはどんな方法があるのかわからないと対処が難しいと思います。
そこで今回の記事では、
- HDDは高熱で故障する?
- HDDが熱暴走した時の症状とは?
- HDDの温度を下げる方法とは?
これらの情報をまとめてみました。
HDDは高熱で故障する?
結論から言えば、HDDは高熱で故障する可能性があります。
HDDはその構造上、データの読み書きに内部パーツが駆動するのですが、このパーツを動かすモーター部分が熱で故障することがあります。
一般的には、HDDの稼働時の温度が50℃を超えると徐々に故障率が上がり、60℃以上になるといつ故障してもおかしくない状態になります。
もちろん、60℃を超えたら即座に故障するわけではありませんが、故障のリスクが大きく高まることは間違いないです。
また、HDDの動作環境はメーカーも製品に付属している説明書やデータシートなどで明示しているので、チェックしておくと目安となる温度を確認することができます。
HDDが熱暴走した時の症状とは?
HDDが熱暴走した時の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
2・動作速度が著しく低下する
3・異音がする
4・エラーメッセージの表示
5・パソコンがフリーズ、クラッシュする
6・ファイルの破損や消失の発生
以上です。
これらの症状が現れている場合は、HDDが熱暴走している可能性があります。
例えば、エアコンが無い高熱環境下でパソコンを長時間使用するなどすると、こういった症状が現れることがあります。
また、現在のHDDがどの程度の熱を持っているのかを確認する方法があります。
フリーソフトにはそういった機能を持つものがいくつかあり、「CrystalDiskInfo」などが該当します。
このソフトを利用すると、HDDの温度や健康状態に関する多くの情報を確認することが可能です。
HDDの温度を下げる方法とは?
HDDの温度を下げる方法としては以下のようなやり方が効果的です。
2・部屋の温度を下げる
3・パソコンの内部を掃除する
4・冷却ファンを修理、増設する
以上です。
1番目の「パソコンやHDDの放熱を行う」とは、パソコンや外付けHDDの電源をオフにして熱を下げることを指しています。
HDDが熱暴走を起こした場合は、放熱を行うことで正常に動作できるようになる場合があるからですね。
また、熱暴走に限らず、パソコンの調子がおかしい時は再起動をしてみると解決することが多いです。
2番目の「部屋の温度を下げる」も、結果的にパソコンやHDDの温度を下げることに繋がるので同じ効果があります。
ただ、パソコン内部に結露が発生する可能性には注意をしておきましょう。
3番目の「パソコンの内部を掃除する」とは、パソコン内部のホコリや汚れによって熱がこもりやすくなることがあるためです。
例えば、冷却ファンやボードに付着しているホコリを取り除くことで、パソコンの動作環境を改善できる可能性があります。
パソコンの掃除は故障の予防にも繋がるので、定期的に行うことをおすすめします。
最後の「冷却ファンを修理する」はそのままですね。
冷却ファンが故障していると、パソコンの排熱が上手く機能しなくなり、パソコン内部が高温になる恐れがあります。
また、ノートパソコンの場合は、市販のPCクーラーを使用するという方法もあります。
ノートパソコンはその構造上、狭い筐体に発熱するパーツが多数詰められているため、熱がこもりやすいという特徴があります。
そこで、ファン付きのPCクーラーを増設することでこの熱を上手く排熱することができます。
オーム電機 OHM ノートパソコンクーラー 2ファン 角度調整6段階 静音25dB 11.6~15インチまで PC-SC01-K
まとめ
HDDが熱暴走した時の症状としては、以下のようなものが挙げられます。
2・動作速度が著しく低下する
3・異音がする
4・エラーメッセージの表示
5・パソコンがフリーズ、クラッシュする
6・ファイルの破損や消失の発生
以上です。
また、HDDの温度を下げる方法としては以下のようなやり方が効果的です。
2・部屋の温度を下げる
3・パソコンの内部を掃除する
4・冷却ファンを修理、増設する
以上です。