名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『六号室の幽霊船』です。
六号室の幽霊船
■『六号室の幽霊船』 K4N様 対象レベル:2~4
張り紙から抜粋【依頼内容 寮の自室に引き籠った魔術師の保護。
依頼人カーナー.S、魔術師学連、准導師。】
張り紙にもあるように、魔術師学連「賢者の塔」からの依頼となる。
依頼人の話を聞けばすぐに分かるが、「自室に引きこもった」の部分は正しいが正確ではない。
自室に引きこもっている「バーテルズ導師」は非常に優れた空間魔術を扱うことができるという。
しかし、彼は魔術以上に生物学に情熱を注ぐ人間だった。
最近、生物課の上司と諍いがあった彼は空間魔術を使い、自分の部屋をどこかの洋上に浮かぶ船と繋げてしまったらしい。
また、バーテルズ導師の弟子の一人が捜索のために単身乗り込んだものの、そのまま行方不明となっている。
思案の末、冒険者たちは依頼を受諾し賢者の塔にある扉から、洋上の船へと乗り込んでいくのであった……。
行方不明になったバーテルズ導師を探して連れ帰る探索シナリオ。
依頼人から説明にもあるが、彼は卓越した空間魔術の使い手なのだが、それ以上に生物学にお熱である。
海洋生物の研究のために、交易都市リューンから洋上を漂う船を空間魔術で繋げてフィールドワークの実地にしてしまうほどだ。
また、現在の研究「大型生物の体表で繁殖する苔類について」である。
なお、この船が無人のまま漂流することになった原因もこの苔である。
船乗りたちの間では「緑の悪魔」とも呼ばれ、マナの影響で一種の魔法生物となってしまったものらしい。
もちろん、この後冒険者たちに襲いかかってくる。
この苔類の猛攻を退け、交易都市リューンにバーテルズ導師と一緒に戻れば依頼達成だ。
総括すると、軽快に進む面白い探索シナリオである。
冒険者や登場人物たちがよく喋るので退屈することはないだろう。
鯨牙兵なんて珍しいものも見ることができる(場合によっては戦う)。
また、捜索対象となっているバーテルズ導師は悪人ではなく、目の前にコトに熱中すると周りが見えなくなるタイプの人間である。
趣味人あるあるですわ。
でも火晶石を冒険者に投げ渡すのはNG。死んでしまいます。
groupASK official fansite:カードワース本体のダウンロードはここから!
注意事項
注意点として、ここにある情報は筆者の個人的な感想や価値観に基づくものであり、客観的・情報的に正しいかは保証できません。
また、すべてのカードワースエンジン・シナリオやその作者様・素材制作者様を侮辱・批判するものでもありません。
最低限の情報のみを掲載していますので、シナリオが現在入手可能かどうかなどの確認は各自の責任でお願い致します。