名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『緑滴る魔女』です。
緑滴る魔女
■『緑滴る魔女』 Leeffes様 対象レベル:5~6
張り紙から抜粋【人探しのため、冒険者を急ぎ募集中。
成功報酬は銀貨1000枚。
去ったと思われる方角について情報あり。
探す相手や詳細については、直接面談して申し上げます。】
今回は賢者の塔に所属している導師「マクスウェル」からの依頼。
張り紙にもあるように人探しの依頼であり、彼の姉弟子にあたる「アイリス」という女性。
一昨日から姿を見せず、心配したマクスウェルが自宅を訪れるとアイリスはすでにおらず、居間に置き手紙があるだけだった。
手紙には自主的に賢者の塔を離れる旨が書かれていたが、あまりにも唐突すぎて違和感を覚えた。
そこで、彼女を探し出すために冒険者を雇うことを決意したのだった。
また、市場で果物を卸している商人によれば、アイリスは自由都市ラセンの東南に位置する深い森へと向かったらしい……。
行方不明となった女性魔術師を探す探索シナリオ。
最初は依頼人から話を聞いて、アイリスという人物のおおよその概略を聞くことができる。
しかし、これだけだと彼女が行方知れずになる原因を特定できない。
そこで、冒険者は彼女の自宅へと向かい、屋敷内部を調査することにした。
すると、自宅からはアイリスの手記と、彼女の師であるルドルフと呼ばれる人物の手記が見つかる。
内容を確認してみると、具体的なことはわからないが妙に不穏な形容の文章が記されていた。
「生まれた場所に、”東の森”に帰ろう」とは?
疑念を抱いたまま東の森へと出発する冒険者たち。
森を探索した結果、ついにアイリスと思わしき女性を発見したのだが……。
総括すると、失われた人に対する想いが錯綜するシナリオ。
アイリスは今から20年ほど前、ルドルフの亡くなった妻の血液を使って育てられたアルラウネだった。
紆余曲折あり、アルラウネとしての記憶を失った彼女はルドルフの庇護下に置かれ、賢者の塔で生活を始める。
しかし、長期に渡る記憶操作は記憶が復元するといった予期せぬ可能性がある。
実際、ルドルフの死をトリガーとして彼女は記憶を取り戻したのだ。
これが彼女が賢者の塔を離れた原因であり、人間のフリを続ける必要がなくなった理由でもある。
最終的に、彼女は人がまず訪れることのない森の中の遺跡(冒険者が今いるところ)で暮らすという。
そして、依頼人に彼女のことを伝えれば依頼達成である。
ちなみに、マルチエンディングとなっており、アイリス=アルラウネという真実にたどり着くところまでは同じ。
だが、それ以降は冒険者が彼女をどうするかによって結末が変わる。
筆者は「魔女は眠る」ENDとなった。
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