CardWirthシナリオ感想・おすすめ『聖ゼニムと王国の種』 | ごろん小路。

CardWirthシナリオ感想・おすすめ『聖ゼニムと王国の種』

名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。

主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。

今回は『聖ゼニムと王国の種』です。

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聖ゼニムと王国の種


■『聖ゼニムと王国の種』 mahipipa様 対象レベル:5~7



張り紙から抜粋【かくして聖女様の魂は、千里を羽ばたく鳩となったのです。】


交易都市リューンより北、ラーデックの山岳地帯を超えた先に「古都ダレット」がある。

今回、そのダレットからの依頼が冒険者の宿へと届いた。

内容は「異端者残党の調査及び討伐」である。

今から一ヶ月ほど前、ダレットに異端者の集団が現れた。

この異端者たちはすぐに御堂騎士に討たれたのだが、行方不明になった者が出ているのだという。

依頼人――古都ダレットから遣わされた女性「イシェト」はそう説明した。

イシェトは領主の娘であり、双子の兄が先の掃討戦で行方不明になっている。

単純に異端者の集団の規模が大きかったこと、行方不明者が出ていることから冒険者に残党の討伐依頼が出されたのであった。

そして、古都ダレットに到着した冒険者が見たものとは……。


古都ダレットで発生した異端者騒ぎの解決に奔走するシナリオ。

古都ダレットや遺跡を調査して異端者たちの足跡を追っていく。

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その過程で様々なことが判明し、古都ダレットが異常な状態に置かれていることが顕になる。

街にある落書きが消したはずなのに元に戻っていたり、別の文章に置き換わっていたり。

人力では不可能だそうなので、明らかな異常だと言える。

このように街での聞き込みでも不穏な噂が絶えない――陰謀だ!

また、異端者騒ぎの現場である「ギメル遺跡」では動死体(リビングデッド)となった御堂騎士に襲撃を受ける。

撃退したものの、倒した・滅ぼしたという手応えではなかった。

さらに後日、街にさらなる異変が発生したのだった……。


総括すると、様々な想いが交差する儚く美しいシナリオ。

物語冒頭からどこか不穏さを感じる話が展開され、美しいBGMがそれを強調する。

また、街中の様子からもわかるように事態はすでに手遅れの状態となった後となっている。

最初の依頼内容からは単純な調査依頼かと思われるところを、徐々に複雑化していく事態が物語に深みを与えていく。

ちなみに、街の聞き取り調査で登場する陰謀論者はこの作品が初登場なのかな。

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