
名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『巡邏警護の依頼』です。
巡邏警護の依頼
■『巡邏警護の依頼』 ゴブ好き様 対象レベル:3~5
張り紙から抜粋【巡邏(じゅんら)
…警備のため見まわって歩くこと。
リューン軍警察は巡邏の道案内として
冒険者1名の志願を募っている。
夕星町の地理に詳しい者の参加を求む。
報酬は銀貨200枚。
巡邏軍曹ジャスティン=マイヤー】
午後の中途半端な時間、冒険者は一人宿で依頼人を待っていた。
治安悪化が懸念される地域の巡邏(じゅんら)業務の警護、というか道案内の仕事らしい。
順当にいけば、ただ見回るだけで終わる仕事だろうが……「治安が悪い」ということが面倒事が起きる可能性を無視できなくさせていた。
当該地域はスラム化している上に、内部が複雑に入り組んでいることもそうだろう。
報酬は銀貨200枚と安いが、一人分と考えるとゴブリン退治よりは美味しいと言える。
なお、同行することになっている男性――ミルヴォール神父はかなりの曲者のようで、今に至るまで酒を飲んで管を巻いている。
「トロメア産の酒は美味いか?」
「おいちい!(要約)」
一応、この神父はスラムを管区とする聖北教会の神父長の資格を持っている。
そのため、今回の依頼には最適な人選なのだが……酒についてはどうしても妥協しない男だったようだ。
さて、しばらく待っているとようやく依頼人が現れた。
曲がったことが大嫌いな巡邏軍曹「ジャスティン=マイヤー」殿だ。
早速現地に赴く3人。
現スラム街、かつての大火によって没落した地域である。
スリの多発などはもちろん、密造酒の製造なども行われているようだ。
まぁ、冒険者としては密造酒を利用する側だろうから、わざわざ指摘したりはしないが。
また、とある場所では財布を盗まれた依頼人とともに犯人を追いかけることに。
……が、どうもこちらが追いかけられるように逃げているように感じる。
スリの犯人以外を警戒した方が良いだろうが……。
総括すると、スラム街を舞台にした渋いシナリオ。
作中でも言及されているが、スラム化したことにはちゃんとした原因があり、しかし、それを登場人物たちはどうしようもできない。
あくまで自分たちの仕事をこなすことを目的に地域を歩いていく。
また、シナリオ内では複数回の戦闘があるが、同行者がいるためそこまで苦戦はしないだろう。
気になるなら回復アイテムや鎧などの道具を持ち込んでおくと良い。
ちなみに、連れ込み要素があるシナリオでもあるようだが、筆者はうまく連れ込めなかった。
探索が中途半端にしかできなかったからかな?
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