名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『局外者』です。
局外者
■『局外者』 時雨屋様 対象レベル:2~10
張り紙から抜粋【稚き頃の記憶が、恐怖と悲哀のみしかもたらさぬ物こそ、不幸なるかな。】
冒険者の仲間と共に、とある討伐依頼に赴いた時の出来事である。
大した依頼ではなく、廃墟に住みついた妖魔を退治するだけの本当に簡単な依頼だった。
古びた洋館の一部屋で、「少し休もう」と言う算段になって……気がつけば、仲間は全員が物言わぬ屍となっていた。
あまりの異常事態に冒険者はしばらく動けなかったが、何とか気力を奮い立たせた。
仲間の死体は首に妙な噛み傷があるくらいで、他に変わったことはなかった。
一体何が起こったのか恐怖に震えたが、自分の獲物を片手に館内部の探索を開始する。
馬車の中にあった館の主の日記を読み、そこに記されていた合言葉などを調べていく。
そして、冒険者は館の書斎へと足を踏み入れるのだが……。
総括すると、重苦しい雰囲気が漂う短編探索シナリオ。
戦闘らしい戦闘はほぼなく、レベル1の冒険者でもクリア可能。
そして、張り紙やにもあるように、PC一人を吸血鬼化させるシナリオであることが最大の特徴となる。
専用の技能も配布されるなど、冒険者の背景を作る上で非常に強力なシナリオだと言えるだろう。
また、対応レベルは2~10となっているが、個人的には駆け出し~中堅程度の冒険者の方がシナリオの雰囲気などと合わせて適当だ思われる。
注意点としては、readmeにもあるように、H.P.L(ハワード・フィリップ・ラヴクラフト)の某短編を元にしたシナリオであること。
つまり、その作品のネタバレになるので気になる人は覚えておくと良いだろう。
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