名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『おいしいごはんの作り方』です。
おいしいごはんの作り方
■『おいしいごはんの作り方』 タナカケイタ様 対象レベル:5~6
張り紙から抜粋【一、素材が上質かつ新鮮であること
一、料理人が優れた腕前であること
一、食す者が心身共に健康であること
一、食す者が適度に空腹であること
一、食事は家族や仲間と団欒で行うこと】
とある日の冒険者の宿。
そこでは”短冊切りのカチュア”が料理を振る舞っていた。
「――よしっ、できたよ! 食べてみてっ!」
厨房から現れたカチュアが冒険者の前に一杯ずつのスープ皿を置きながらそういった。
しかし、冒険者の反応は冷ややかである。
料理好きが高じて冒険者となったカチュアなのだが、各地の珍品や古代のレシピを求めて冒険し、新たな食材や料理を見つけるたびにそれを再現しようと試みる変人なのであった。
彼女の調理技術は確かに高いのだが、いかんせんまともに作ってくれないのがまずい。
今回もそれか……と、懸念を表明する冒険者たちだったが、最終的に冒険者の一人がスープを食べることに。
スープを飲むやいなや、冒険者はすぐさま噴水のように口からそれを吹き出し、目を回して床に倒れてしまった。
倒れた冒険者を介抱しながら料理のレシピを確認すると、
「ん……?地龍の尾を一切れ……?」
どうやら、正しくは地龍の尾だったようだが、誤って飛龍の尾を入れたらしい。
「ワイバーンの尾は猛毒だ!」
地龍の尾は希少な素材であり、毒薬作成の材料となる飛龍の尾とは比較にならないほど入手難易度が高い。
「何してくれてんの!?」と憤慨する冒険者をなだめながら、これじゃあ料理は作れないわねと呟くカチュア。
そんな話をしていると宿の亭主いわく、北東にある王国「シンクキングダム」の郊外に、地龍が現れたという情報を掴んだとのことだが……。
美味しい料理を作るために地龍を討伐するシナリオ。
現地で情報収集をして、村の近くにあるジャイアントサンドワームが掘った穴に地龍がいることがわかる。
その後、村長などから話を聞き終えた冒険者は、松明を片手に穴へと潜っていった。
穴は内部が相当に大きいものとなっており、地龍とは別にディガークリケットと呼ばれる穴掘り虫が生息している。
ディガークリケットをけしかけて穴を掘らせたり、ノームを使ったりしながら穴を進む冒険者一行。
そして、穴の最深部にてついに目的の地龍と対面することになる……。
総括すると、料理を題材とした面白い冒険活劇が楽しめるシナリオ。
青狸の袋亭に所属する冒険者”短冊切りのカチュア”と料理の材料となる地龍を狩りに行くわけだが、地龍討伐についても最終的にどう扱うかは冒険者の手に委ねられている。
また、情報収集の段階でわかるが、村の近隣には古代王国期に魔法の実験場があったとされる。
この実験場=遺跡にジャイアントサンドワームが掘った穴が繋がっている。
とは言え、そのままたどり着けるわけではなく、精霊であるノームの力を借りる必要がある。
交易都市リューンの精霊宮から購入しておこう。
遺跡には古代魔法文明が残した「ミスリルプレート」が存在しており、強力な鎧として使うことができる。
その他にも、別の場所で金鉱石も入手できるため、必要なら穴の中をしっかりと探索すると良いだろう。
最後は地龍で作った料理を食べて締め。
「食べるという字は、人が良くなると書く!」
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