名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『Guillotine』です。
Guillotine
■『Guillotine』 小柴様 対象レベル:1~3
張り紙から抜粋【たしかにその村は貧しい
たしかにその村は理不尽である
だが
たしかにその村は平和である…】
結論から言えば、冒険者は依頼人に騙された。
依頼先で大怪我をして倒れたのだが、気がつけば寂れた村にいるらしかった。
少なくとも地獄の類ではないことは確かだった。
しばらくして、立て付けの悪い扉が開く音が聞こえた。
そこには手桶をもった一人の女性がいた。
察するに、この女性が自分を助けてくれたようだ。
まだ身体には麻痺する感覚が残り上手く動かせなかったが、女性の助けを受けて何とか傷は治癒の方向へと向かっていった。
それから一週間が経過した。
深かった傷もふさがり、這いながらも動くことができるようになったのは素直に喜ばしい。
自己診断だが、後遺症などもなさそうである。
弱気になるたびに、自分を裏切った依頼人の顔を思い出す必要もなさそうだ。
「絶対に許さない! 絶対にだ!」
そんなある日のことだ。
隣接した粗末な家屋から喧騒の音が聞こえた。
聞き漏れてくる話を要約すると口減らしの相談であり、それについて言い争っているようだった。
後日、女性にそのことを聞いてみると、彼女によればこの村は住人の数が決まっているのだという。
つまり、一人増えれば一人減らねばならない。
誰が減るかは平等に選ばれ、処理される。
冒険者は「自分はどうなのか?」と聞いたが、村のみんなには内緒とのこと。
しかしその翌日、冒険者の存在が村人に知られてしまったのだが……。
総括すると、マルチエンディングタイプのシナリオ。
終始陰鬱な雰囲気が漂い、こちらに緊張感を与えてくれる。
物語全体としてみれば短いのだが、これがあるためそう感じさせない。
また、主人公である冒険者の行動で物語の行く先がかなり変わる。
提示される選択肢もそうなのだが、途中で何かを「攻撃」をしたりしても同様である。
最も、まともな人間ならその選択肢は無いかと思うが。
順当に進めば、冒険者は村の村長と相対して選択をすることになると思われる。
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