
名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『神の目の塔』です。
神の目の塔
■『神の目の塔』 伊礼様 対象レベル:5~8
張り紙から抜粋【神の目。戦場を見渡し、敵の策を見破り、自軍を手足のように扱う。谷の国に伝わる兵器だ。】
今回はとある小国からの依頼。
戦場を見渡し、自軍をチェスの駒のように扱うことができる「神の目」と呼ばれる兵器の確保をして欲しいそうだ。
峡谷の間、湖の中央にある塔に「神の目」があるとされているが、一人の男と一匹の竜――竜騎兵がそれを守っているという。
すでに自国の軍隊による奪取作戦は失敗に終わっており、そのため少数精兵である冒険者に依頼がまわってきたのだ。
また、塔の中にある罠やゴーレムなどの魔法生物は、塔を占拠している男によって防衛に使用されている。
そのため、竜騎兵による攻撃を躱しつつ、それらの障害を排除して「神の目」を確保する必要があるわけだ。
冒険者たちは依頼を受諾し、塔を攻略するための拠点として湖畔にあるラーヌの町へと向かった……。
「神の目」と呼ばれる兵器を手に入れるため塔を攻略する探索シナリオ。
対象レベルが5~8とかなり広いが、目的の「神の目」がある場所までの障害はそこまで大したものではない。
慎重に進んでいけば罠も対処できるものばかりである。
一応、途中で戦うことになる機甲の兵士が塔から叩き落とす攻撃をしてくるので、この点にだけは注意をしておこう。
事前に「祝福」などを使って行動力を上げておくと良い。
また、ボス戦である竜騎兵戦では騎獣である竜から撃破した方が安全。
というのも、技能「弾き飛ばす」を使ってこちらを塔から落とそうとしてくる。
落ちそうになっている仲間を引き上げる手間が生じるためである。
竜は冷気に弱いので、冷気属性の魔法などで攻撃すると良いだろう。
竜騎兵を倒したらついに「神の目」がある場所へとたどり着くのだが……。
総括すると、小国の歴史の変遷を見ることができるシナリオ。
「神の目」の正体はここでは伏せるが、たしかに「戦場を見渡し、敵の策を見破り、自軍を手足のように扱うことができる兵器」ではある。
ただ、それを作り出した竜騎兵の男は、当初はただ趣味のために作られた神の目が戦争に使われ、強力な効果を発揮して防衛から侵略へと変わっていく国と国王に疑問をもってしまった。
その結果が現在の状態であり、神の目を自分で壊すことができないことへの葛藤にもなっている。
冒険者の行動はその葛藤への決着となるが、どういった決着の仕方を選ぶかはプレイヤーに委ねられている。
後悔のない選択肢を選びたいものだ。
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