
「消臭ビーズ」は悪臭を消してくれる便利な商品です。
リビングやトイレ、洗濯物、玄関の靴など様々な場所で使う機会があります。
しかし、消臭ビーズと液体の消臭商品の違いがよくわからないかと思います。
また、消臭ビーズと液体の消臭商品はどちらがいいのか、消臭ビーズの仕組みも気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- 消臭ビーズと液体の違いとは?
- 消臭ビーズと液体はどっちがいいの?
- 消臭ビーズの仕組みとは?
これらの情報をまとめてみました。
消臭ビーズと液体の違いとは?
消臭ビーズと液体の消臭剤の2つは、製品の効果としては同じものとなっています。
消臭剤は主に、化学的・生物的作用を用いて悪臭を除去・緩和するという効果があります。
いわゆる「4大悪臭物質」と呼ばれることもある「アンモニア」・「硫化水素」・「トリメチルアミン」・「メチルメルカプタン」などを含む臭いに効果的と言われており、家庭内で発生しやすい生活臭の除去・緩和に有用です。
ただ、製品の構造上の違いはもちろん存在します。
例えば、消臭ビーズのビーズは主に「吸水性樹脂」が使われています。
この「吸水性樹脂」には水やその他の液体を大量に吸収し、自らの重量の数倍から数百倍に膨張するという特徴があります。
この性質を利用して植物系消臭剤などを浸透させて膨らませ、吸収された消臭剤が蒸発した時に漂う悪臭がこれに触れた場合、中和・分解することで消臭するというのが主な仕組みです。
これに対して、液体の消臭剤は消臭剤の上部に設置された「ろ紙」と呼ばれるフィルターで薬剤を吸い上げ、そこに漂う悪臭が触れた際に中和・分解することで消臭するというのが主な仕組みとなっています。
ちなみに、消臭剤と似たような名前の製品に「防臭剤」や「脱臭剤」があります。
これらは悪臭への対処ができる製品というところは同じなのですが、いずれも臭いの除去・緩和方法が異なります。
消臭ビーズと液体はどっちいいの?
消臭ビーズと液体の消臭剤については、使用する環境でどちらを選ぶかを選択すると良いでしょう。
例えば、液体の消臭剤は「液体」であるため、容器を倒したりひっくり返したりした場合は薬剤がこぼれることがあります。
さらに、薬剤がついた部分を傷めたり、色が付着したりする可能性があります。
そのため、人や物がぶつかる心配がないような場所での使用が望ましいです。
逆に、消臭ビーズは最初に入っている液体が無くなれば、容器が転倒しても中身がこぼれることは少ないです。
結果、自動車など振動が激しいような環境でも安定して使用することができます。
消臭ビーズの仕組みとは?
消臭ビーズが悪臭を消臭する仕組みは、消臭ビーズが吸収している消臭剤によるものです。
前章にもあるように、消臭ビーズのビーズは主に「吸水性樹脂」という素材が使われています。
この「吸水性樹脂」には水やその他の液体を大量に吸収する性質があります。
この性質を利用して液体消臭剤を大量に吸収させ、吸収された消臭剤が蒸発した時に漂う悪臭がこれに触れた場合、中和・分解することで消臭効果を発揮します。
そのため、時間経過とともに消臭ビーズに含まれる薬剤が蒸発していき、消臭ビーズが小さくなっていきます。
製品の記載にあるサイズまで小さくなったら新しいものと交換してください。
また、インターネットなどで「消臭ビーズを復活させるために水に漬ける」という方法を見聞きするかもしれません。
しかし、この方法で元に戻るのは消臭ビーズのサイズだけで、消臭ビーズに含まれていた消臭剤は戻ってきません。
消臭効果を期待する場合は、新しい製品を使うようにしましょう。
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まとめ
消臭ビーズと液体の消臭剤の2つは、製品の効果としては同じものとなっています。
消臭剤は主に、化学的・生物的作用を用いて悪臭を除去・緩和するという効果があります。
いわゆる「4大悪臭物質」と呼ばれることもある「アンモニア」・「硫化水素」・「トリメチルアミン」・「メチルメルカプタン」などを含む臭いに効果的と言われており、家庭内で発生しやすい生活臭の除去・緩和に有用です。
また、消臭ビーズと液体の消臭剤については、使用する環境でどちらを選ぶかを選択すると良いでしょう。
最後に、消臭ビーズが悪臭を消臭する仕組みは、消臭ビーズが吸収している消臭剤によるものです。
消臭ビーズに吸収された消臭剤が蒸発した時に漂う悪臭がこれに触れた場合、中和・分解することで消臭効果を発揮します。