
名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『井戸と私と』です。
井戸と私と
■『井戸と私と』 伊礼様 対象レベル:1~3
張り紙から抜粋【ここは狭い穴倉。
私は井戸の底にいた。】
ほほに暖かさを感じ、冒険者は目を覚ました。
身体の節々が痛む。
慣れない姿勢で、窮屈な場所で寝たからだ。
円形に切り取られた穴から空が見える――ここは穴倉、冒険者が井戸の底にいるのだった。
ことの起こりはゴブリン退治まで遡る。
順調に廃坑内のゴブリンどもを討伐していたのだが、リーダー格のゴブリンシャーマンが逃げてしまった。
冒険者の一人が森へと逃げるシャーマンを追撃したのだが、運悪く腐葉土で埋まっていた井戸に転落してしまったのだ。
井戸は深く、直径1m、高さにして4mほどの円形の穴になっている。
残念ながら自力での脱出は難しそうだ。
そうなると頼みの綱は同じ冒険者パーティの仲間たちだが、森の中で行方不明となった自分を探すには少しばかりの時間がかかるだろう。
もちろん、死ぬつもりはない。
だが、長丁場になることは覚悟すべきだろう。
手持ちの食料などを確認しつつ、私は仲間が早く助けに来てくれることを願った……。
総括すると、遭難してしまった冒険者の心情を丁寧に描いた面白いシナリオ。
内容は一貫して森で遭難してしまった冒険者の心情を綴ったものだが、これが本当によくできている。
目減りしていく食料、井戸の底から見る風景、徐々に弱っていく肉体や心など多岐にわたる。
ちなみに、readmeにもあるが、セーブポイントとなる場面がまったくない。
読み物としては20分程度のものなのでとくに問題ないかと思うが、急用ができたりするといったことには注意をしておきたいところである。
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