淡褐色や赤褐色、黒褐色の小さな甲虫が大量発生することがあります。
「ヒョウホンムシ」ですね。
ヒョウホンムシは害虫だと言われていますが、具体的にどういった害をもたらすのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
また、ヒョウホンムシの駆除方法も知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- ヒョウホンムシはどんな害をもたらす害虫?
- ヒョウホンムシの駆除方法でおすすめのやり方とは?
これらのことをお伝えさせていただきます。
ヒョウホンムシはどんな害をもたらす害虫?
「ヒョウホンムシ」は、成虫・幼虫ともに乾燥した動植物質を食べる害虫です。
具体的には、乾物などの乾燥食品・毛織物・羽毛・皮革といった製品に被害が生じる可能性があります。
あるいは、野生動物の死骸や鳥の巣などを発生源とすることもあります。
例えば、床下や天井裏などに入り込んだ野生動物がそこ死んでしまうと、その死骸が発生源となってしまうわけですね。
ただ、ヒョウホンムシは「標本」という名前が付いているように、動植物標本を食害する害虫ではありますが、実際にはカツオブシムシほどは標本を食害しないとされています。
同じような被害を発生させるカツオブシムシなどと比較すると、ヒョウホンムシの被害は小さく、また大量発生することは稀です。
そのため、ヒョウホンムシによる食害が発生することがあまり多くないため、衣類などが害虫による食害にあった時は、まず害虫の正体を特定することをおすすめします。
また、ヒョウホンムシの発生時期は、「12月~6月の初冬から春にかけて」の寒い時期になります。
ヒョウホンムシは冷涼・湿潤な環境を好み、最適生育温度が25℃以下にある種が多いです。
そのため、本格的な夏が訪れるまでが最も活動が活発になる時期になります。
ただ、例外的に気温や湿度などが一定の場所だと年中発生することがあります。
例えば、製粉工場や製パン工場などの倉庫が挙げられます。
ヒョウホンムシはこういった安定した温度がある場所だと、エサの存在もあって大量発生することがあるわけですね。
ヒョウホンムシの駆除方法でおすすめのやり方とは?
ヒョウホンムシを駆除する場合は、まず発生源となっているものを特定することが重要となります。
前章にもあるように、ヒョウホンムシは乾物や衣類といったものをエサとして食べて繁殖するため、これらを家の中から取り除かないとヒョウホンムシが次々現れる環境を帰ることが難しいからです。
ですので、何がヒョウホンムシのエサとなっているのかを特定して、家の中から取り除くことが駆除の第一歩になります。
乾物などの食品は廃棄して処分し、衣類などは洗濯するなどの方法で対処していきましょう。
洗濯できないものに関しては、専門のクリーニング業者に相談するといった方法もあります。
次に、目の前にいるヒョウホンムシに関してですが、成虫の駆除は市販されているエアゾール系の殺虫スプレーで駆除できます。
必要があれば、くん煙剤のような部屋全体に薬剤を散布するタイプの殺虫剤を使用することも必要になるでしょう。
ただ、ヒョウホンムシが大量発生している状況では、自力での駆除作業が難航することが予想されます。
そういった時は、駆除業者に駆除を依頼するという方法があります。
もちろん、相応の費用が発生しますが、ヒョウホンムシを素早く確実に駆除する方法としては効果的だと言えるでしょう。
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ヒョウホンムシに関するその他の情報
まとめ
ヒョウホンムシは、乾物などの乾燥食品・毛織物・羽毛・皮革といった製品に被害を与える害虫です。
大切な財産を守るためにも、しっかりとした駆除や対策を行いたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。