「顎関節症」は口を開けた時に顎が痛くなるなどの症状が現れる、顎の疾患のことです。
そんな顎関節症なのですが、スマホが原因で症状が現れるという指摘があります。
スマホやiPhoneは日常的に使うものですから、そんなことを聞いたら不安になってしまいますよね。
そこで今回の記事では、
- 顎関節症の原因はスマホ!?
- スマホで顎関節症になった時の治し方とは?
これらの情報をまとめてみました。
顎関節症の原因はスマホ!?
結論から言えば、顎関節症の原因がスマホなどの携帯端末である可能性は十分に考えられます。
これはスマホを使用する時に、下を向いて長時間画面を見ていることが関係しています。
多くの人はスマホを上から覗き込むようにして使っていますが、この状態になると口が自然にしっかりと閉じてしまう姿勢になるため、無意識に食い縛りを行ってしまうことになります。
この姿勢を長時間に渡り続けてしまうと、顎の筋肉は筋疲労を起こし痛みの発生に繋がり、また、筋肉が硬直し口が開かないなどの症状が現れるようになります。
他にも、口を大きく開けた際に顎が痛くなる、顎を開いた際に耳の近くで音が鳴るといった症状が現れる可能性がありますね。
また、スマホの長時間の使用により、強く食いしばり続けると歯への負担が大きくなってしまいます。
強い力が加わることによる歯の摩耗が懸念されるため、注意をしておきましょう。
スマホで顎関節症になった時の治し方とは?
1・スマホを見る姿勢を変える
まず、スマホを使う状態の改善から行っていくことをおすすめします。
前章にもあるように、スマホを使う際に画面を覗き込むような姿勢を長時間続けることが顎関節症の原因の1つだからですね。
そこで、スマホを持っている手が顔の正面にくるようにすると良いでしょう。
こうすることで、スマホの画面を覗き込む姿勢から、正面にあるスマホを眺める姿勢へと変化します。
また、この状態の手の高さを維持することが辛い場合は、スマホスタンドのようなスマホを適切な高さに固定する道具を使うと良いでしょう。
スマホスタンドには様々な種類があり、スマホの角度などを調整できるものも多いため、自分にあった製品を見つけやすいかと思います。
2・顎の筋肉のマッサージをする
前章にもあるように、食いしばりが酷くなると顎の筋肉が硬直し口が開かないなどの症状が現れるようになります。
そこで、固くなっている顎の筋肉をマッサージすることで、柔らかい状態に戻してあげましょう。
やり方は簡単で、
2・左右のこめかみ付近にある筋肉(噛み締めた時に固くなる部分)を、指などで円を描くようにマッサージする
3・口を大きく5秒間開けた後で口を閉じる。これを3回繰り返す
4・1~3を1セットとして、2~5回ほど行う。
以上です。
マッサージを行う際の注意点としては、口を開く際に痛みや違和感などの異常を感じたらマッサージは中断することです。
そういった異常がある場合は、自己判断をせずに歯科を受診して、顎の状態を正確に診断をしてもらうようにしましょう。
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まとめ
顎関節症の原因がスマホであることは、最近では珍しくないようです。
スマホなどの携帯端末を所持している人が圧倒的に多く、また、スマホの画面を覗き込むようにして使い続けることが原因の1つですね。
症状が重くなると顎を削るなどの治療が必要になる可能性もあるため、気になる方は歯医者を受診してみることをおすすめします。