Web小説おすすめ紹介・感想『アスクラピアの子』 | ごろん小路。

Web小説おすすめ紹介・感想『アスクラピアの子』

インターネット上に公開されているWeb小説の情報をまとめたものになります。

主に、実際に読んだ作品に対する個人的な感想になります。

今回は『アスクラピアの子』です。

注意点として、ここにある情報は筆者の個人的な感想や価値観に基づくものであり、客観的・情報的に正しいかは保証できません。

また、すべてのWeb小説やその作者様・素材制作者様を侮辱・批判するものでもありません。

最低限の情報のみを掲載していますので、Web小説が現在閲覧可能かどうかなどの確認は各自の責任でお願い致します。

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アスクラピアの子


■『アスクラピアの子』 
作者:ピジョン様


あらすじから抜粋【始まりは名前も知らない異世界の地だ。そこの薄汚れた下水道で、俺は浮浪児共に抱き着かれた格好で目を覚ました。
チート? んなもんねえよ。あるのは、朧気な『ディートハルト・ベッカー』とかいうガキの記憶と、そいつにあったアスクラピアの『神官』としての力。
俺は生き残る為に、こいつを少しばかり使える力にしなきゃいけない。】


以前感想を書いた『S・D・G』の作者様が描く別作品であり、世界観を共有している小説。

作中にて「レオンハルト・ベッカー」も登場する……同一人物かは断言できないが。

そして、主人公はレオンハルト・ベッカーの弟である人物に転生することになる。

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あらすじには『神官』とあるが、よくあるなろうのファンタジー小説みたいに治療魔法で病人などを治療するというわけではない。

そういった面がないわけではないのだが、どちらかというと裁定者としての性質が強い。

そしてこの裁定には自分自身も含まれる。

さらに、世界観がダークファンタジーのそれなので、登場人物も何らかの形で普通とは違う人物ばかりである。

例えば、悪人がいたとしても、それは物語における「倒すべき悪」ではなく、善性と悪性の両方を持っている人間(人間以外の種族もいる)として描かれている。

また、信仰する神の性質、主人公が苛烈な気質だからか、物語の根幹には「まず生きること、その上でどう生きていくか」が問われる作品となっている。

主人公自身も完全無欠には遠い存在なので、間違えるしわからないことは多くある。

だから、「自分にとってよりよく生きる」ために努力している様子が読んでいて伝わってくる。

読む人を若干選ぶがおすすめの小説である。

タグ:オリジナル ファンタジー 転生 なろう

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