「HDD」はパソコンのデータを保存する大切なパーツですが、万が一故障していたらと思うと不安ですよね。
しかし、HDDが故障しているかどうかを診断する方法がわからないと対処が難しいかと思います。
そこで今回の記事では、
- HDDが故障しているかの診断方法とは?
- HDDの故障診断に使えるフリーソフトとは?
これらの情報をまとめてみました。
HDDが故障しているかの診断方法とは?
HDDが故障しているかの診断方法としては、「物理的なHDDの障害」と「論理的なHDDの障害」で違いがあります。
まず「物理的なHDDの障害」ですが、これは「HDDを使用している際に異音、高熱が発生する」・「電源を入れてもHDDが作動しない」・「アクセスできません、アクセスが拒否されましたというエラー」が表示されるなどです。
HDDはその構造上、内部のパーツが稼働してデータのやり取りを行っているのですが、これらが劣化すると異音や異常な発熱などが起こるようになります。
また、パーツが上手く動作しなくなると、パソコン使用時の挙動が重くなるなどの症状が現れることもあります。
こういった症状が現れている時は、「物理的なHDDの障害」を疑った方が良いでしょう。
注意点として、「物理的なHDDの障害」が発生している場合は、後述する「エラーチェック」はやらない方が良いです。
「エラーチェック」を行うことで物理的な障害が続き、症状が悪化する恐れがあるためです。
次に、「論理的なHDDの障害」の場合です。
「論理的なHDDの障害」とは、「HDDがデータを読み込めない」・「データを書き込み中に強制終了する」・「ファイルシステムエラー」というメッセージが表示されるなどの症状が現れるなどです。
こちらはWindowsに元々搭載されている「エラーチェック」という機能を使用すれば診断することができます。
具体的な方法としては、以下のような手順になります。
1・タスクバー左下のスタートボタンを右クリック
2・項目の中にある「エクスプローラー」をクリック
3・項目の中にある「PC」をクリック
4・HDDなどが表示されるので該当のHDDを右クリックし、「プロパティ」をクリック
5・プロパティ画面で「ツール」タブをクリック
6・「エラーチェック」の「チェック」を選択
7・「ドライブのスキャン」で確認
以上です。
診断結果で異常が見つかった場合は、修復機能を使って回復しましょう。
こうすることで、データの記憶領域にある問題部分を自動的にチェックし、それが軽度であれば修復できるからです。
HDDの故障診断に使えるフリーソフトとは?
前章にあるように、HDDの故障診断にはWindowsに元々搭載されている「エラーチェック」という機能がありますが、フリーソフトでこれを代用することができます。
有名なフリーソフトだと「CrystalDiskInfo」が挙げられます。
「CrystalDiskInfo」はハードディスク(HDD)やSSDの健康状態などを確認できるフリーソフトです。
ハードディスク(HDD)やSSDの障害の早期発見や、故障の予測を目的とした自己診断情報を確認することができるので非常に有り難いソフトです。
以下のページに、「CrystalDiskInfo」のインストール方法が記載されています。
まとめ
HDDが故障しているかの診断方法としては、「物理的なHDDの障害」と「論理的なHDDの障害」で違いがあります。
それぞれで診断方法が違うので注意をしておきましょう。
また、HDDの故障診断にはWindowsに元々搭載されている「エラーチェック」という機能がありますが、フリーソフトでこれを代用することができます。
有名なフリーソフトだと「CrystalDiskInfo」が挙げられます。
「CrystalDiskInfo」はハードディスク(HDD)やSSDの健康状態などを確認できるフリーソフトです。
ハードディスク(HDD)やSSDの障害の早期発見や、故障の予測を目的とした自己診断情報を確認することができるので非常に有り難いソフトです。