人食いバクテリアの予防薬とは？マスクやアルコールは効果がある？

ニュースなどで「人食いバクテリア」という名前を聞くことがあります。

この人食いバクテリアは文字通り、人に対して致命的な被害を与える恐るべき存在です。

しかし、具体的な予防方法についてはよくわからないかと思います。

そこで今回の記事では、

人食いバクテリアの予防薬とは？
人食いバクテリア予防にマスクは効果がある？
人食いバクテリア予防にアルコールは効果がある？

これらの情報をまとめてみました。

人食いバクテリアの予防薬とは？

人食いバクテリアは細菌感染によるものなので、予防薬を使った予防は難しいです。

人食いバクテリアによる症状、つまり劇症型溶血性レンサ球菌感染症は細菌感染症であるため、症状への治療には抗菌薬の投与が行われます。

基本的にペニシリン系薬が使われる可能性が高いですが、他の薬を使用する場合もあります。

また、症状によって血圧が低下しているケースでは、点滴や輸血を行うケースも有るようですね。

このように、人食いバクテリアに対して、劇症型と呼ばれる激しい症状が現れている段階では、市販されている薬での対応は難しいです。

さらに、感染してから症状の進行速度が非常に速いことが問題です。

例えば、傷口から感染した場合、傷口に赤みや腫れが出た後、発熱や悪寒などの全身症状が現れます。

その後、皮膚や筋肉周辺の組織の壊死が始まり、最悪の場合は敗血症などで死亡することもあります。

感染してから、１時間に数センチのスピードで患部の壊死が広がるということで、入院するまでに症状が大きく進行することもあるそうです。

皮膚が侵入経路になった場合は、非常に特徴的な軟部組織感染症が現れ、皮膚や皮下脂肪は黒ずみ壊死（えし）が進行し、緊急で処置を施す必要がある状態になることもあります。

そのため、市販薬を使用するといった余裕が一切ない場合もあるわけですね。

人食いバクテリア予防にマスクは効果がある？

結論から言うと、人食いバクテリア予防にマスクは効果があります。

人食いバクテリアの感染経路の１つに鼻や喉の内側の粘膜から侵入する「飛沫感染」が指摘されているからですね。

そのため、マスクの着用や手洗いうがいが予防に効果的です。

また、人食いバクテリアは免疫機能が低下している人が感染する可能性が高いとされています。

例えば、慢性的な疲労やストレス、手術などで体力を消耗している人は注意が必要です。

そうでなくても、生活習慣の改善や食生活の見直しによって、免疫機能の低下を防ぐことができます。

人食いバクテリア予防にアルコールは効果がある？

結論から言えば、人食いバクテリア予防にアルコールは効果があります。

前章にもあるように、人食いバクテリアである溶連菌は「飛沫感染」が指摘されているため、手や物品をアルコール消毒することは予防に繋がります。

感染した人間が触った物などをこまめにアルコールで消毒することも大切です。

また、実はおよそ３割の子どもが喉の奥などに溶連菌を持っていると言われていることに注意をしてください。

子どもがこの溶連菌に感染しても無症状なことが多く、仮に症状が現れたとしても、多くは溶連菌による咽頭炎、のどの風邪の症状になるとされています。

そのため、子どもが触ったドアノブやテーブル、おもちゃなどをアルコールで消毒することで、子どもからの感染の予防に繋げることができます。

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