百日咳になると学校は出席停止？何日間？連絡はする？

子どもが「百日咳」に感染すると、学校への対応に苦慮する人が多いかと思います。

学校は休むにしてもどの程度休めば良いのか、また、子どもが百日咳になった旨を伝えるべきかなどですね。

そこで今回の記事では、

これらの情報をまとめてみました。

百日咳になると学校は出席停止？

結論から言うと、子どもが百日咳になると学校は出席停止になります。

これは「学校保健安全法」と呼ばれる、学校における児童生徒等及び職員の健康の保持増進を図るための法律のためです。

この法律によって、子どもが百日咳に感染した場合は保育園や幼稚園、小学校を決められた日数休むよう定められているわけですね。

より正確には、指定された感染症に罹患したもしくは罹患した疑いがあると医師が判断した場合には「出席停止」となります。

そのため、この期間は欠席にはならないことになります。

また、百日咳に子どもが直接かかった場合だけでなく、他者からの感染の可能性がある場合（同居する家族に患者がいる場合や感染が疑われる場合など）も出席停止期間の対象となる場合があります。

一方で、大人については出勤などに関する制限はとくにありません。

百日咳は子どもが感染しやすい傾向がありますが、大人が感染することもあります。

親が百日咳に感染し、そのまま職場に出勤してしまうと周りの人にうつしてしまうリスクがあります。

そのため、体調に不安がある場合は仕事を休む、出勤する場合はマスクを着用するなど、感染対策のための配慮を行うようにしてください。

また、勤務先の企業によっては独自に感染症に関する規定や制度を設けていることもあります。

念の為、家族が百日咳に感染した時の規則などを確認しておくと良いでしょう。

結論から言うと、百日咳の出席停止は「特有の咳が消失するまで、または５日間の適切な抗菌薬治療が終了するまで」になります。

百日咳の特徴としては、「発作性の咳」・「夜間の咳き込み」・「息を吸った時にヒューヒューする」などが挙げられます。

これら特有の咳が治まるまでは学校は出席停止と考えて良いでしょう。

また、病院で５日間の適切な抗菌薬治療を受け、医師から問題ないという診断が出されるまでですね。

子どもが百日咳になった時は必ず学校へ連絡してください。

その際は、以下の項目を伝えるようにしましょう。

１・感染症の種類
２・発症日
３・病院の診断日
４・症状などの詳細

以上です。

また、子どもが学校へ登校する際には何らかの書類を提出する必要である可能性があります。

そういった書類についても、このタイミングで確認しておくようにしましょう。

例えば、「学校感染症の報告書」や「学校感染症治癒証明書」などの書類が該当するかと思います。

子どもが百日咳になると学校は出席停止になります。