人食いバクテリアとは？症状や感染経路は？

「人食いバクテリア」という単語をニュースなどで見聞きすることがあります。

恐ろしい名前ですが、人食いバクテリアがどういったものなのかはよくわからないかと思います。

また、症状や感染経路についても知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

これらの情報をまとめてみました。

人食いバクテリアとは？

人食いバクテリアと呼ばれているのは「劇症型溶連菌」のことです。

正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」になります。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、稀ではありますが非常に重篤な細菌感染症を引き起こす恐ろしい存在です。

アメリカCDCでの報告によると、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の死亡率は３０％～７０％と非常に高い致死率を記録しているという事実もあります。

また、３０代以降で発症しやすく、子どもよりも大人の方が高い致死率が高いという特徴があります。

ちなみに、人食いバクテリアと呼ばれるものの、細菌が本当に人体を食べるわけではありません。

この細菌による影響により、人体に様々な悪影響が発生するわけですね。

人食いバクテリアの症状とは？

人食いバクテリアの症状としては、以下のようなものが挙げられます。

以上です。

そして、恐ろしいのが感染してから症状の進行速度が非常に速いことが問題です。

例えば、傷口から感染した場合、傷口に赤みや腫れが出た後、発熱や悪寒などの全身症状が現れます。

その後、皮膚や筋肉周辺の組織の壊死が始まり、最悪の場合は敗血症などで死亡することもあります。

感染してから、１時間に数センチのスピードで患部の壊死が広がるということで、入院するまでに症状が大きく進行することもあるそうです。

また、皮膚が侵入経路になった場合は、非常に特徴的な軟部組織感染症が現れ、皮膚や皮下脂肪は黒ずみ壊死（えし）が進行し、緊急で処置を施す必要がある状態になることもあります。

ちなみに、上記以外に以下のような激しい症状が現れることもあります。

以上です。

人食いバクテリアの感染経路とは？

人食いバクテリアの感染経路としては、主に以下の２種類になります。

以上です。

とくに前者は本人も気づかないほどの、小さな皮膚の傷でも菌の侵入経路になりうるという指摘があります。

小さな傷でも放っておかず、清潔に保つことが重要というわけですね。

また、靴ずれや水虫などの傷口も該当するので注意をしておきましょう。

さらに問題なのが、感染者の約半数は感染経路が不明とされている点です。

これがあるため、東京都は飛沫感染によっても感染することがあるとして注意を呼びかけています。

給田耳鼻咽喉科クリニック：人食いバクテリアとは！？

まとめ

人食いバクテリアと呼ばれているのは「劇症型溶連菌」のことです。

正式名称は「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」になります。

劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、稀ではありますが非常に重篤な細菌感染症を引き起こす恐ろしい存在です。

アメリカCDCでの報告によると、劇症型溶血性レンサ球菌感染症の死亡率は３０％～７０％と非常に高い致死率を記録しているという事実もあります。

また、３０代以降で発症しやすく、子どもよりも大人の方が高い致死率が高いという特徴があります。

次に、人食いバクテリアの症状としては、以下のようなものが挙げられます。

以上です。

そして、恐ろしいのが感染してから症状の進行速度が非常に速いことが問題です。

例えば、傷口から感染した場合、傷口に赤みや腫れが出た後、発熱や悪寒などの全身症状が現れます。

ちなみに、上記以外に以下のような激しい症状が現れることもあります。

以上です。

最後に、人食いバクテリアの感染経路としては、主に以下の２種類になります。

以上です。