名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は「葡萄酒運びの護衛」です。
葡萄酒運びの護衛
■『葡萄酒運びの護衛』 でざーとわいん様 対象レベル:1~2
張り紙から抜粋【カラコ村まで葡萄酒を運ぶため、
護衛の方を募集しています。
報酬は600spを用意しています。
カラコ村/エレン】
タイトルとあらすじにもあるように、葡萄酒を運搬する際の護衛を務めるシナリオ。
依頼は西の山向こうのカラコ村と呼ばれるところからのもので、収穫祭で使う葡萄酒の運搬をする際の護衛を求めているらしい。
どうも山賊が出る山道を通る必要があるようで、そのための護衛なのだそうだ。
報酬は600sp……山賊相手だと安いように思うが、駆け出し冒険者だとこんなものだろうか。
冒険者が依頼を受けることすると、宿の亭主が依頼人である女性に声をかけた。
おずおずとこちらに近づいてきた少女――エレンと話をして、荷物の積み入れを今日行い、明日に出発することになった。
リューンを発って1~2日の間は平和そのものだった。
依頼人であるエレンとも話を続けて幾分かは信用されたように思う。
だが、問題が起こったのは山道を進む3日目だった。
宿の亭主から聞いた話では、このあたりから山賊が出没するらしいのだ。
しばらく山道を進んでいると、矢の雨が冒険者たちに降り注いできた!
冒険者たちは武器などを使って反射的にそれを弾いたが……ついに山賊が姿を現したのだ。
しかし、山賊たちから思わぬ言葉が告げられる。
「今度はプロの冒険者を雇ったようだな」
「【今度は?】」
冒険者たちの疑問に対し、山賊はニヤニヤとした薄ら笑いを浮かべたまま続けた。
山賊たちはエレンを行きがけに襲ったのだが、その時は彼女をかばった連れの若者を置き去りにする形でエレンは逃げることに成功したのだという。
「自分は最低の人間だ」と自己嫌悪に嘆く依頼人。
そしてついに山賊たちが襲いかかってくる。
だが、人数は多かったが山賊たちの練度は低く、冒険者たちは彼らを一蹴する。
最後の一人にとどめを刺して、依頼人に怪我はないかと尋ねる冒険者たち。
幸いにも依頼人は無傷だった。
そして、彼女は冒険者たちに周囲に護衛を務めていた男性の遺体があるはずなので探してほしいと頼む。
山賊たちの口ぶりからすれば、遺体はそう遠くないところにあると思われた。
実際、周囲を探索するとすぐにそれらしき遺体を見つけることができた。
冒険者たちは涙を流して謝るエレンを慰め、遺体と一緒に村へと向かった。
冒険者としての依頼はこれで達成である。
また、エレンは村長に事のあらましを報告し、村では青年の死を弔う葬送が厳かに行われたのだった……。
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