名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『価値あるモノ』です。
価値あるモノ
■『価値あるモノ』 タナカケイタ様 対象レベル:3
張り紙から抜粋【今は亡きカルバチアの魔術師の遺産の一部を、返済されなかった借金の形として回収してもらいたい。
報酬は1000sp。
尚、仕事の達成率と報酬の関係上、募集人数は3~6人とさせて頂く。】
舞台は有能な魔術師が数多くいる魔導都市カルバチア。
依頼人はベラミーと名乗る太った男である。
ベラミーは、カルバチアで生産される「良質なマジックアイテム」を販売することで一代にして大きな富と地位を築いた。
そんな彼が冒険者に依頼したのは張り紙にもあるように、亡くなった魔術師の遺産の回収である。
彼曰く、「様々なマジックアイテムを生み出した魔術師グラントに金を貸したが、彼が亡くなったので遺産を差し押さえることにした。しかし、差し押さえには成功したがマジックアイテムの使用方法がわからなかった。調査の結果、マジックアイテムの土台に【青い宝石】をはめ込む必要があることがわかった。」
マジックアイテムはランタンに近い形状をしており、ガラス部分の中に小人が入れられて眠っている。
だが、ベラミーはどうやってもこの小人を目覚めさせられなかったわけだ。
そして、マジックアイテム起動のための【青い宝石】は、今も魔術師の家の中にあると予測できるので、それを冒険者に回収して欲しいというわけだ。
ベラミーはマジックアイテムの小人が【莫大な大金に変わる知識か力】をもっていると予想しているが、実際は……?
探索&討伐タイプのシナリオ。
内容はシンプルなものであり、さすがに人が住んでいた家の中を探索するためそこまでの危険はない。
各部屋の中を探索することで問題なくストーリーを進めることができる。
ちなみに、探索中に魔法技能を習得することができる。
何らかの縛りプレイをしている人は助かるだろう。
また、警戒心の強い冒険者なら【擬態】を看破することも容易いだろう。
なお、筆者は初プレイ時に「どうせガーゴイルだろ」と予想して【攻撃】をしたら酷い目にあった。
きちんと【鑑定】をすべきだったのだ。
依頼を進める中で、亡くなった魔術師の亡霊と遭遇して話を聞くことができる。
その中で、件のマジックアイテムの小人が本来はどういったものなのかを暗示する話を聞ける。
最後は、地下にある【青い宝石】を守っているガーゴイルを倒してシナリオクリアだ。
全体を通してシンプルな作りになっており、察しのいい人は魔術師の亡霊と話す前に小人の存在意義について予想できるかもしれない。
ある種の王道的な物語になっているので、ストレートに遊んで楽しむことができるシナリオだと言える。
シナリオの最後で小人がどういった目的で作られたのかもわかるしね。
総括して、とても面白いシナリオであり、童話的なストーリーを感じることができるのがポイントであるシナリオ。
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