名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『迷宮のアポクリファ』です。
迷宮のアポクリファ
■『迷宮のアポクリファ』 吹雪様 対象レベル:5~6
張り紙から抜粋【リューン治安隊の捜査に協力できる人材を募集する。
リューン地下下水道内で、治安隊との連携による探索。】
依頼はリューン治安隊からのもので、カルト教団「終末の空色教団」に所属する狂信者たちの捕縛である。
場所は交易都市リューンの下水道内部。
知っての通り、リューンの下水道は古代遺跡の機構を流用しており、内部は未だ不透明な部分が多い。
カルト教団はそれを利用し隠れ蓑としていたのだろう。
そこで、リューン治安隊は作戦を完璧なものとするべく、遺跡探索の専門家である冒険者を雇うことにしたのだ。
息を殺して待機していると、ランタンの光が、リューン治安隊からの合図があった。
すぐさま冒険者たちは通路奥へと突入していったのだが……。
カルト教団「終末の空色教団」の影に潜む黒幕とそれを探る探索シナリオ。
舞台設定としてはシティ・アドベンチャーなのだが、魔法の本の中を探索することになるのでこの分類としている。
魔法の本は、上記の下水道での捕物の際に冒険者の一人がこっそり持って帰った代物。
知り合いの魔術師に見てもらったところ、本には魔法で「空間」が括り付けられているのだという。
つまり、小さな世界が本の中にあることとほぼ同じであり、大きな城が入るほどの容量があるらしい。
そして魔術師が言うには、くわしく調査をするには本の中の空間へ入るしかないという。
冒険者たちは意を決して魔法の本の中へと足を踏み入れるのだった。
ちなみに、城内部を探索する際に「死霊術師」や「吟遊詩人」がいるとイベントに変化がある。
冒険者たちは城の探索を行い、そこに捕らえられていた絵師と出会う。
彼から、「魔神は他の人間の肉体へ乗り移るのではないか?」という話を聞くことができる。
つまり、カルト教団「終末の空色教団」は魔神が暗躍するための隠れ蓑に過ぎなかったのだ。
その情報を手に入れた冒険者たちは、パーティにいない冒険者の元へと急ぎ走るのだった……。
総括すると、舞台設定やダンジョン探索が楽しいシナリオ。
日常パートの部分も、冒険者同士の会話が面白く退屈することはないだろう。
また、上記にもあるが、このシナリオは様々なクーポンに対応しているので、シナリオを遊ぶ冒険者によってはセリフなどが大きく変わることがある。
何度遊んでも楽しいシナリオとなっている。
その他に、外部のシナリオからクロスオーバーをしているものがあり、このシナリオの黒幕である魔神討伐が特定の技能の性能向上に繋がるといった恩恵がある。
groupASK official fansite:カードワース本体のダウンロードはここから!
注意事項
注意点として、ここにある情報は筆者の個人的な感想や価値観に基づくものであり、客観的・情報的に正しいかは保証できません。
また、すべてのカードワースエンジン・シナリオやその作者様・素材制作者様を侮辱・批判するものでもありません。
最低限の情報のみを掲載していますので、シナリオが現在入手可能かどうかなどの確認は各自の責任でお願い致します。