CardWirthシナリオ感想・おすすめ『華は血濡れて狂い咲く』 | ごろん小路。

CardWirthシナリオ感想・おすすめ『華は血濡れて狂い咲く』

名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。

主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。

今回は『華は血濡れて狂い咲く』です。

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華は血濡れて狂い咲く


■『華は血濡れて狂い咲く』 無名し様 対象レベル:6~8



張り紙から抜粋【街道沿いの小さな古城からアンデッドが湧き出している。
これを討伐し、可能であれば原因の究明と排除も依頼したい。
――遂行中、との判が押されている】


とある依頼に向かった冒険者たちが戻ってこない……。

そんな話を聞かされた冒険者は、宿の亭主からその冒険者たちの行方を追って欲しいという依頼を受ける。

冒険者は様々な理由で――死別も含めて――行方不明になることがある。

一応、冒険者にも常宿はある。

だが、街から街へと歩き、時に何日も野宿をする彼らは住所不定と言っても良い存在だ。

そして、今回行方不明になった冒険者たちは依頼放棄や指名手配を受けるようなものたちではないらしい。

今から一週間ほど前、街道沿いの古城に棲み着いたアンデッド退治に出かけたのだが、そのまま未帰還であるようだ。

また、冒険者の一人が宿の亭主に「なぜこの依頼を私に?」と聞くと、行方不明となった冒険者の中には自分と面識がある「シレンツィア」が含まれていたからだ……。


行方不明になった冒険者たちを追って古城を捜索する探索シナリオ。

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ただ、冒頭でPCたちが不穏なものを感じている通り、古城へ向かった冒険者たちはすでに死亡している。

想定されていた敵はスケルトンやゾンビなどの下級アンデッド。

だが、実際にはそれに加えて自身の研究によって吸血鬼と化した魔術師だった。

仲間を魔術師に殺されたシレンツィアだったが、魔術師が用いていた吸血鬼の力により自身もまた同類となってしまう。

結果、吸血鬼の力で魔術師を撃退したシレンツィアだが、自分もまた怪物となってしまったことで自分の道を見失ってしまうのだった……。


総括すると、吸血鬼となってしまった同業者に対する姿勢が問われる面白いシナリオ。

冒険者という危険に飛び込む職業である以上、死は身近なものだが、実際に自分が怪物になった顔見知りの人間をどうするのかという話。

シナリオとしては複数のルートがあり、当然そのまま怪物を討伐するルートも存在する。

あるいは、仲間として連れ込むことも可能で、カードワースをプレイしているなら彼女のことを知っている人も多いかと思う。

また、ストーリーが進行していくとシレンツィア視点の回想シーンが入るのだが、彼女がなぜ冒険者になったのかや主人公に対する執着の理由を知ることができる。

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