
名作フリーゲーム「CardWirth(カードワース)」のシナリオの情報をまとめたものになります。
主に、実際にプレイしたシナリオに対する個人的な感想になります。
今回は『うたのはの彼方』です。
うたのはの彼方
■『うたのはの彼方』 98様 対象レベル:7~8
張り紙から抜粋【君のその優しさに、私は救われた。】
事の発端は冒険者たちと同じ宿の冒険者「ジャン」からの依頼である。
冒険者の宿から南西の”涙の森”を受けた先にある街「ルキオス」では、近々”千年祭”と呼ばれる祭りが行われるという。
そのお祭りに行く”ついでに”手紙を配達してほしいのだとか。
冒険者は当初断っていたが、泣き縋られたために引き受けることにしてしまった。
「あなたってお人好しね!」
同じパーティの仲間には報酬が安すぎると文句を言われたが、最終的にみんなで「ルキオス」へ向かうこととなった。
その道中、”涙の森”にて狼に襲われている二人組みを見つけた冒険者は、助けるために獲物を抜いて走り出したのだった……。
ちょっとした人助けから、攫われた人を助けるために死霊術師を討伐することになる探索シナリオ。
道中に出会う騎士「ガラハッド」と少女「セリア」だが、野営中にセリアが行方不明となってしまう。
ガラハッドいわく、我々がいるここ”死灰の森”には邪悪な魔女がおり、旅人を攫って死霊術の材料にすることがあるのだとか。
冒険者たちは「”涙の森”ではないのか? 死霊術師のような危険な存在が森にいるとは聞いたことがない」と疑問を覚えたが、ガラハッドは一人でもセリアを助けに行くという。
そこで、冒険者たちは彼に協力を提案し、ともに魔女の根城である石造りの塔へと赴いた。
塔内部の仕掛けを解除して先へと進むと、囚われていたセリアを見つけることができる。
そこで引き返すこともできたのだが、冒険者たちは死霊術師を討つために探索を続けるのだった……。
総括すると、遠い過去と出会うホラーチックなシナリオ。
作中ではっきりと言及されることはないが、登場人物である騎士「ガラハッド」と少女「セリア」、そして魔女は過去の人物であり、現在を生きる冒険者たちとは違う存在である。
彼と彼女の存在は冒険者の記憶の中と、今もなお「ルキオス」で引き継がれている歌の中にのみ残り続けるのだろう。
ちなみに、このシナリオ内に登場する街「ルキオス」は、同作者様の別シナリオで実際に訪れることができる。
とても面白いシナリオなので、両方ともぜひともプレイしてみて欲しい。
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