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今回は『十三世紀のプロメテウス』です。
十三世紀のプロメテウス
■『十三世紀のプロメテウス』
作者:ものぐさ様
あらすじから抜粋【現代日本で不慮の死を遂げた男が次に目覚めたのは、泥と貧困、そして迷信が渦巻く13世紀初頭、神聖ローマ帝国辺境の村であった。
若き司祭「レオ」として転生を遂げた彼が目の当たりにしたのは、あまりにも低い知識レベルと劣悪な衛生環境、
そして人々の瞳に宿る深い絶望。元の世界への郷愁と「なぜ自分がこんなところに?」という根源的な問いに苛まれながらも、彼には司祭として最低限のラテン語と聖書の知識が、不思議と備わっていた。
前任司祭の葬儀と、自らが初めて司式するミサ。
痩せこけた村人たちの目に、それでも消えぬわずかな光を見出したレオは、転生者としての叡智――現代の衛生観念、農業技術、経営術、そして他者を圧倒する弁論術――を、「神の啓示」あるいは「失われた古代の知恵」と称し、この過酷な世界で生き抜くことを静かに決意する。】
あらすじにもあるように、過去の地球世界を舞台にしたオリジナル作品。
現代日本で死亡した主人公は、気がつけば13世紀初頭、神聖ローマ帝国辺境の村の若き司祭「レオ」として転生。
右も左もわからないような状態からいきなりスタートし、初っ端から疫病との戦いに身を投じることになる。
とにかく後ろ盾がほぼないため、その身一つで事態を収拾する必要があった主人公は、「神の啓示」あるいは「失われた古代の知恵」と称し、現代日本の知識や技術などを実践していくことになる。
基本的に、1・問題が発生→2・主人公やその関係者が協力して解決→3・次の場所へ移動というサイクルを繰り返して物語が進んでいく。
ご都合主義的側面が強くはあるが、それを現実的にするために描写をかなり頑張っていることがわかる。
ただ、そのために延々と状況説明などが続くことがあるため、合わない人がいるかも知れない。
筆者としては非常に面白かった作品なので、ぜひとも一度読んでみてほしい。
タグ:オリジナル 転生 歴史 カクヨム
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