
「とうかさん大祭」は、広島市中区にある圓隆寺の総鎮守である「稲荷大明神」で催されるお祭りです。
そんなとうかさん大祭ですが具体的にどんなことをするお祭りなのかよくわからないかと思います。
また、とうかさん大祭はどんな思いで続いているのかや祭りの日程も知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、
- とうかさん大祭は何をする祭り?
- とうかさん大祭はどんな思いで続いている?
- とうかさん大祭の日程とは?
これらの情報をまとめてみました。
とうかさん大祭は何をする祭り?
「とうかさん大祭」は、広島市中区にある圓隆寺の総鎮守である「稲荷(とうか)大明神」のお祭りです。
御神体である「稲荷大明神」は法華経の守護神で稲荷を「いなり」と呼ばず、音読みで「とうか」と呼んだのが語源となっています。
そして、大祭3日間のみ稲荷大明神の御神体が御開帳となることから、江戸時代から大明神の神力をいただく特別な日として知られています。
また、広島の三大祭りの一つとして知られ、多くの人々が浴衣を着て屋台巡りを楽しむ、広島に初夏の訪れを告げる風物詩となっています。
おそらく、知名度としてはこちらの方が有名なのではないでしょうか?
周辺エリアでは「ゆかたできん祭」も同時開催され、市内中心部一帯で行われる様々なイベントを楽しむことができます。
とうかさん大祭はどんな思いで続いている?
とうかさん大祭について、とうかさんホームページにてとうかさん大祭:祭司・会長のコメントが記載されています。
以下は、そこからの抜粋になります。
広島の想いを後世に残す
「とうかさん」というフレーズを聞いて、何を想像しますか?
各地域で長い年月受け継がれてきた行事や風習は、その地域に溶け込み、日常の風景となるまで昇華されているものが多くあると思います。
しかし、そこに至るには、それに携わる多くの方々の情熱によって現在があります。
昨今、各地の伝統的な行事や風習は、生活環境の変化や価値観の変化により、継続が難しい状況にあるものもあります。
私は、「とうかさん」を通じて、先人が積み上げてきた想いを感じ、お祭りから、広島の想いを考える機会にしていきたいと思います。
とうかさん大祭 祭司
中谷康韻
「とうかさん大祭」は、約400年にわたって「稲荷大明神」を祭神として受け継がれてまいりました
初代住職「日音上人」から、歴代祭司が継承されています。
その伝統は、単なる型の継承ではなく、歴史の中でそのあり方が模索され、その時代に即した新たな息吹が注ぎ込まれることで、生きた祭り文化として伝えられてきました。
祭りは、楽しい賑わいをつくり、携わる皆様が楽しみ心を通わせることに、大きな意義があるといえるでしょう。
1945年8月6日、世界で初めての原爆が投下され、広島市の中心地は廃墟と化しました。
「とうかさん圓隆寺」には、いち早く檀信徒の皆さんや近所の人々が、やぐらを調達し、ゆかたを着て、輪になって踊っている写真が残っています。
この祭りも、広島の文化のひとつとして先人たちの想いを胸に、大切に残していきたいと考えます。
とうかさん祭禮委員会 会長
岸憲政
以上です。
とうかさん大祭の日程とは?
とうかさん大祭の日程は、毎年6月の第1金曜日から日曜日の3日間に行われます。
具体的には、以下のようなものとなります。
とうかさん大祭2026
開催日:2026年6月5日(金)~6月7日(日)
開催場所:圓隆寺及び中央通り他、市内中心部一帯
住所:広島県広島市中区三川町8-12
開催時間:12:00~23:00
雨天時:中央通りなどのイベントが中止となる可能性あり
以上です。
とうかさん大祭の開催場所は「圓隆寺およびその周辺」となります。
圓隆寺は中央通りの平和大通り側にあります。
また、祭りの期間中は夜などに歩行者天国となるため、自動車などは交通規制が発生することに注意をしてください。
まとめ
「とうかさん大祭」は、広島市中区にある圓隆寺の総鎮守である「稲荷(とうか)大明神」のお祭りです。
御神体である「稲荷大明神」は法華経の守護神で稲荷を「いなり」と呼ばず、音読みで「とうか」と呼んだのが語源となっています。
そして、大祭3日間のみ稲荷大明神の御神体が御開帳となることから、江戸時代から大明神の神力をいただく特別な日として知られています。
また、広島の三大祭りの一つとして知られ、多くの人々が浴衣を着て屋台巡りを楽しむ、広島に初夏の訪れを告げる風物詩となっています。
最後に、とうかさん大祭の日程は、毎年6月の第1金曜日から日曜日の3日間に行われます。