
「耳鳴り」がすると酷く不快ですよね。
その耳鳴りには種類があり、それぞれで原因が異なることをご存知でしょうか?
また、耳鳴りの治療方法や病院で何科を受診するのかも気になるところです。
そこで今回の記事では、
- 耳鳴りの種類と原因とは?
- 耳鳴りの治療法には何がある?
- 耳鳴りで病院は何科を受診する?
これらの情報をまとめてみました。
耳鳴りの種類と原因とは?
耳鳴りの種類は?
耳鳴りの種類には、以下の2つが主に挙げられます。
1・高音の耳鳴り(キーン・ピー)
2・低音の耳鳴り(ザー・ボー・ブーン)
3・持続する拍動性の耳鳴り(ザッザッ・ドクドク・ジージー)
4・乾いた音の耳鳴り(ガサガサ・ゴソゴソ)
5・不定期な音が聞こえる耳鳴り(ブクブク・ポコポコ・グググ・コツコツ)
以上です。
1番目の「高音の耳鳴り(キーン・ピー)」についてですが、これは金属音や電子音のような音が聞こえる耳鳴りになります。
耳をふさぐと耳鳴りが大きく聞こえるのが特徴なので、自己判断でもわかりやすいタイプかと思います。
2番目の「低音の耳鳴り(ザー・ボー・ブーン)」の場合は、「ザー」・「ボー」・「ブーン」のような低音が聞こえる耳鳴りになります。
特徴として、低音性耳鳴りは耳が詰まったような感覚を伴うことが多いです。
3番目の「持続する拍動性の耳鳴り(ザッザッ・ドクドク・ジージー)」の場合は、自分の心臓の鼓動に合わせて「ザッザッ」・「ドクドク」などの耳鳴りが聞こえるタイプです。
このタイプの耳鳴りの場合、脳梗塞・脳出血の前兆、脳腫瘍などの危険な疾患が隠れている可能性があるので注意をしてください。
4番目の「乾いた音の耳鳴り(ガサガサ・ゴソゴソ)」の場合は、耳の内部に問題があることがほとんどです。
具体的には、耳垢や異物などが原因になっているパターンですね。
耳垢が鼓膜に付着していることをはじめ、虫やほこりなどの異物が入っていることも考えられます。
最後の「不定期な音が聞こえる耳鳴り(ブクブク・ポコポコ・グググ・コツコツ)」ですが、これは呼吸と共に鼓膜が「ポコポコ」と動くような音が聞こえたり、不定期に「ブクブク」などの音が聞こえる耳鳴りになります。
エレベーターで高い階層に上がった際や、新幹線などで耳が圧迫される感覚に似ているという特徴があります。
耳鳴りの原因とは?
次に、それぞれの耳鳴りの原因になります。
1番目の「高音の耳鳴り(キーン・ピー)」の場合、以下のような原因が考えられます。
1・メニエール病
2・突発性難聴
3・老人性難聴
4・ストレス、睡眠不足
以上です。
ちなみに、ストレスが原因での耳鳴りは人により高音から低音まで様々な耳鳴りが特徴ですが、高音の耳鳴りを訴える方が多い傾向があります。
筆者もその一人です。
ストレスが原因の場合は、しばらくすると耳鳴りが消えることがほとんどです。
そして、2番目の「低音の耳鳴り(ザー・ボー・ブーン)」の場合は、以下のような原因が考えられます。
1・耳垢栓塞
2・中耳炎・耳管狭窄症(じかんきょうさくしょう)
3・低音障害型感音難聴
4・ストレス
以上です。
気圧が急に変わった場合や、慢性的にストレスの影響を受けている時にも起こりやすい症状ですが、中耳炎や片側の耳が低音を聞き取りづらくなる低音障害型感音難聴の可能性もあります。
3番目の「持続する拍動性の耳鳴り(ザッザッ・ドクドク・ジージー)」の場合は、以下のような原因が考えられます。
1・激しい運動
2・脳梗塞・脳出血の前兆
3・脳腫瘍による血管の圧迫
4・外リンパ瘻
以上です。
拍動性耳鳴は血液の流れる音が原因になっていることが多く、激しい運動後などにも聞こえる場合が多くあります。
マラソンなどの激しい運動をした後などがわかりやすいでしょうか。
しかし、脳と繋がっている血管の異常や心臓の病気で発生する可能性があります。
とくに、「ある時期から急に拍動性耳鳴を自覚するようになった」・「それが一定期間続いている」という場合は非常に危険です。
心当たりのある方は、耳鼻科だけではなく脳神経外科・循環器内科などを受診し、しっかりとした精密検査を受けてください。
4番目の「乾いた音の耳鳴り(ガサガサ・ゴソゴソ)」の場合は、耳垢や異物などが原因になっていることがほとんどです。
上記にもありますが、「耳垢が鼓膜に付着している」・「虫やほこりなどの異物が入っている」といった場合ですね。
また、毎日耳掃除をしていても、この耳掃除によって耳あかを奥に押し込んでしまい、結果として耳垢栓塞になってしまうケースもあります。
ごくわずかな耳垢が鼓膜に付着しているだけでも、ガサガサいう耳鳴りが生じることがあるので、ちょっとした異物が原因であるパターンも多いです。
最後の「不定期な音が聞こえる耳鳴り(ブクブク・ポコポコ・グググ・コツコツ)」ですが、以下のような原因が挙げられます。
1・耳管狭窄症
2・耳管開放症(ストレス)
3・筋肉のけいれん
以上です。
耳管狭窄症とは、耳と鼻をつなぐ耳管が狭くなってしまう疾患です。
エレベーターで高い階層に上がった場合や新幹線などで耳が圧迫される感覚に似ており、風邪などで耳や鼻に炎症が起きた際に発症することもあります。
一方で、通常は閉じている耳管が常に開いた状態になってしまうのが、「耳管開放症」です。
ストレスで発症することが多く、閉塞感や自分の声が大きく響くなどの症状を伴います。
これも筆者は経験したことがあり、自分の声がいつもよりかなり大きく響いて煩わしくなる状態になります。
もう一つ可能性があるのが、鼓膜を動かす筋肉(鼓膜張筋)の痙攣です。
疲労やストレスが原因としてまず挙げられる症状でもあります。
耳鳴りの治療法には何がある?
耳鳴りの治療法としては、以下の3種類が考えられます。
1・薬物療法……ステロイド製剤、血管拡張剤、ビタミン剤、内耳の循環改善剤、漢方薬などを処方して、耳鳴りの原因になっている病気の治療を行う。
2・音響療法……耳鳴りと似た音や自然の音(波の音や小川のせせらぎなど)を聞くことで意識を分散させ、耳鳴りに対する意識をそらして慣らしていく治療法。
3・TRT療法……耳鳴順応療法とも呼ばれ、様々な音を聞くことで耳鳴りから気をそらせます。さらに耳鳴りの知識を身に付け、耳鳴りをなくすのではなく耳鳴りに慣れてもらうように指導する。
以上です。
また、補聴器のように何らかの道具を日常的に使用する治療方法もあります。
難聴を伴う耳鳴り患者に広く勧められる治療法であり、一日中なるべく長時間装用することが求められますが、耳鳴りへの効果が高いことで知られています。
注意点として、耳鳴りを完治させる方法は今のところありません。
そのため、耳鳴りの原因となっている病気を治療するか、耳鳴りになれるなどの対処療法的な方法が主となります。
耳鳴りの原因として色々なものが考えられるため、医師の方としっかりと相談をして情報共有をすることが大切です。
耳鳴りで病院は何科を受診する?
耳鳴りの原因の多くは難聴によるものなので、まずは「耳鼻咽喉科」の受診が望ましいでしょう。
ただ、耳鳴りの原因は多岐にわたるため、検査などの結果で別の科を受診するように言われることも十分考えられます。
そのため、まずは耳鼻咽喉科を受診して、医師の方としっかりと相談・情報共有を行うことが重要です。
まとめ
耳鳴りの種類には、以下の2つが主に挙げられます。
1・高音の耳鳴り(キーン・ピー)
2・低音の耳鳴り(ザー・ボー・ブーン)
3・持続する拍動性の耳鳴り(ザッザッ・ドクドク・ジージー)
4・乾いた音の耳鳴り(ガサガサ・ゴソゴソ)
5・不定期な音が聞こえる耳鳴り(ブクブク・ポコポコ・グググ・コツコツ)
以上です。
また、耳鳴りの治療法としては、以下の3種類が考えられます。
1・薬物療法……ステロイド製剤、血管拡張剤、ビタミン剤、内耳の循環改善剤、漢方薬などを処方して、耳鳴りの原因になっている病気の治療を行う。
2・音響療法……耳鳴りと似た音や自然の音(波の音や小川のせせらぎなど)を聞くことで意識を分散させ、耳鳴りに対する意識をそらして慣らしていく治療法。
3・TRT療法……耳鳴順応療法とも呼ばれ、様々な音を聞くことで耳鳴りから気をそらせます。さらに耳鳴りの知識を身に付け、耳鳴りをなくすのではなく耳鳴りに慣れてもらうように指導する。
以上です。
最後に、耳鳴りの原因の多くは難聴によるものなので、まずは「耳鼻咽喉科」の受診が望ましいでしょう。
ただ、耳鳴りの原因は多岐にわたるため、検査などの結果で別の科を受診するように言われることも十分考えられます。
そのため、まずは耳鼻咽喉科を受診して、医師の方としっかりと相談・情報共有を行うことが重要です。