「イノシシ」が住宅街などに侵入して人間を傷つける事件が多くなっています。
怪我の度合いにもよりますが、死者がでることもありますから怖いですよね。
しかし、イノシシによって生じた怪我の対処方法がわからないと、どうすれば良いのか悩んでしまいます。
そこで今回の記事では、イノシシに襲われて怪我をした時の応急処置方法について、お伝えさせていただきます。
イノシシに襲われて怪我をした時の応急処置方法はこれ!
傷口を消毒する
イノシシに限らず、野生動物は様々な細菌を身体の中に保有しています。
イノシシに噛まれてしまうと、傷口からそれらの細菌が人間の身体へ侵入してくるわけですね。
考えられる感染症としては、破傷風・パスツレラ症などが挙げられます。
ちなみに、日本のイノシシの場合は、狂犬病の可能性はほぼゼロだと言われていますが、ロシアなどの海外にいるイノシシは狂犬病ウイルスをもっている可能性があります。
これらのことから、イノシシに噛まれた場合は、まず傷口をしっかりと消毒することを徹底してください。
もちろん、イノシシに引っ掻かれた箇所なども含めて消毒を行います。
具体的な方法としては、
2・消毒液で傷口をしっかりと消毒する
3・清潔なガーゼや布で覆う
以上です。
清潔なガーゼや布が手元にない場合は、リバテープなどでも代用できます。
また、衣類の上からイノシシに噛まれた場合、その衣類にはイノシシの唾液などが付着している可能性が高いため、脱いでおきましょう。
イノシシに襲われて生じた怪我を応急処置した後は?
イノシシに襲われて生じた怪我を応急処置した後は、絶対に病院を受診するようにしてください。
前章にもあるように、破傷風・パスツレラ症といった深刻な感染症に罹患する可能性があるからですね。
そうでなくても、イノシシに噛まれた傷は深いものになることが多いです。
傷口を縫うなどの処置が必要になる可能性がありますので、必ず病院を受診しましょう。
自力での移動が困難である場合は、迷わず救急車を呼んでください。
マダニに注意!
イノシシの体表にはマダニが付着している可能性があります。
このマダニは、「日本紅斑熱」・「ライム病」・「回帰熱」などの恐ろしい感染症に罹患する危険があります。
そのため、イノシシに噛まれた傷の応急処置が終わり、余裕があれば身体にマダニが付いていないかをチェックしておくと良いでしょう。
また、マダニにかまれたら、無理やり取ってはいけません。マダニの一部が皮膚に残り、感染症がうつる恐れがあるからですね。
これもイノシシの傷同様、すぐに病院を受診するようにしてください。
ちなみに、マダニからの感染症のくわしい情報は、以下のサイトに記載されています。
イノシシに関するその他の情報
イノシシと遭遇した時の対処方法はこれ!襲われた時の対処方法も紹介
まとめ
イノシシは本当に怖い害獣です。
そんなイノシシによって傷つけられた時に、適切な応急処置ができるようこの記事がお役に立てれば幸いです。