イノシシと遭遇した時の対処方法はこれ！襲われた時の対処方法も紹介

「イノシシ」に遭遇した時にはどういった対処をすれば良いのか、よくわかりませんよね。

最近では住宅地にイノシシが出没するようになっており、中には噛まれるなどの被害を受けるケースもあります。

そのような怪我を防ぐためにも、イノシシと遭遇した時の対処方法などを知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

これらのことをお伝えさせていただきます。

イノシシと遭遇した時の対処方法はこれ！

１・心を落ち着かせる
突然イノシシと遭遇してしまうと、多くの人はパニックになるかと思います。

しかし、大声などでイノシシを下手に刺激してしまうと、攻撃の対象として認識される危険があります。

また、イノシシは人間の背中を見ると追いかけてくることがあるので、イノシシと遭遇してすぐに走って逃げることは危険です。

そのため、まずは自分の心を落ち着かせ、以降のイノシシへの対処方法を慎重に実行していくことが重要となります。

２・イノシシから静かに離れる
イノシシに遭遇してしまったら、静かにその場を離れるようにしましょう。

その際には、背中を見せることはせず、ゆっくりと後退するようにしてください。

イノシシは本来臆病な動物であり、通常は人間と出会ってもそのまま逃げていくことが多いですからね。

そのため、大声や走って逃げるなどの激しい動きでイノシシを刺激しなければ、とくに問題もなく距離を取ることができます。

ただ、イノシシがたてがみを逆立てて、明らかに威嚇している状態でなかったとしても、「シュー・カッカッカッ・クチャクチャクチャ」といった音をイノシシが発していた場合、それらは威嚇音ですので注意をする必要があります。

３・イノシシへ威嚇や攻撃をしない
上記にもありますが、イノシシは臆病な動物です。

しかし、人間がイノシシに対して投石や大声を出すなどして威嚇・攻撃を行うと話が変わります。

激怒したイノシシが人間を排除すべく攻撃を仕掛けてくる可能性が高いからですね。

また、イノシシが何らかの理由で興奮していたり、発情期（晩秋～冬）や分娩後で攻撃的になっていたりする可能性もあるので非常に危険です。

そのため、イノシシへ威嚇や攻撃は絶対にしないように注意をしてください。

４・うり坊に近寄らない
うり坊（イノシシの子）を見かけても、絶対に彼らに接近しないよう注意をしてください。

うり坊の近くには母親がいる可能性が高く、子どもを守るために人間を攻撃してくることがあるからです。

また、うり坊がかわいいからと食べ物を与えることはやめましょう。

イノシシの人への警戒心を低下させ、人が食べ物の供給源だと学習させることに繋がるからです。

１・高いところへ登る
イノシシは熊などとは違い、高いところへ登ることができません。

そのため、イノシシに襲われた場合は、背の高い木やフェンスに登ることで緊急回避することができます。

ただ、逃げた場所の高さが中途半端だと、足を噛まれるなどの被害を被る可能性があるので注意をしてください。

また、逃げる途中で食べ物を地面に落としていくことも効果的です。

上手くいけば、イノシシの興味が地面の食べ物に移るため、人間が逃げる時間を稼ぐことができるからですね。

２・動物用の催涙スプレーを使う
市販されている動物用の催涙スプレーを、イノシシに使用することで攻撃を受けることを防ぐことができます。

こういった動物用の催涙スプレーは、登山中に遭遇する可能性がある熊などに使用するのですが、イノシシに対しても効果があります。

また、動物用の催涙スプレーを購入する場合は、イノシシに対しての効果の有無と、使用上の注意・使用方法をよく確認するようにしてください。

そして、動物用の催涙スプレーを人間に対して使用することがないようにしてください。

イノシシと街中で突然出会うと本当に怖いですよね。
そんなイノシシから自分の命を守るために、この記事がお役に立てれば幸いです。