塗装工事などで仮設の「足場」を組んでいる時期に台風が来ると、足場が倒れないか心配になります。
自分の家に対して足場が倒れてきたら、本当に怖いですからね。
そこで今回の記事では、台風の時の足場について情報をまとめてみました。
台風の時に足場が心配!
台風の時に工事に使われている足場が心配である場合、まずは足場が倒れる原因を考えてみると良いかと思います。
そもそも、台風時に足場が倒壊する理由としては、以下のようなものが挙げられます。
2・建物からの控え(足場を補強する手法のこと)が不十分だった
3・強風対策をほとんど行っていない
以上です。
台風時に足場が倒壊する原因としては、この3つのパターンがほとんどです。
もちろん、足場の種類や規模によっても強度の出し方はそれぞれ異なるのですが、この3つに対してのしっかりと対策ができていれば、台風時でもまず倒壊の心配はありません。
しかし、例えば「メッシュシート」がしっかりと折りたたまれていないなどという、明らかな異常がある場合は危険です。
「メッシュシート」とは、足場作業中に材料や工具など落下するのを防止したり、洗浄時の水や塗装時の塗料が現場以外に飛散するのを防止するために足場外周に設置するシートのことです。
このメッシュシートがしっかりと折りたたまれていないと、台風の強風の影響を強く受けるため、足場が倒れる恐れがあります。
また、メッシュシート以外では、足場に「単管足場(単管パイプ2本を使った足場の上に板をのせるだけ)」を使用しているだとか、足場や建物周辺に物が置きっぱなしになっているなどの状態は危険だと言えます。
単管足場は強風で簡単に板が飛んでしまいますし、足場や建物周辺に物が置きっぱなしになっているのも同様です。
もちろん、足場そのものへの補強も必要です。
例えば、台風から足場を守る効果の高い対策が「親綱を張る」というものです。
親綱とは、両端にフックの着いたロープのことで、足場が今の状態以上に外に広がらないように引っ張って固定するための道具です。
台風時に足場が倒れる原因とは?
台風時に足場が倒れる原因としては、前章にもあるように以下の3つがまず挙げられます。
2・建物からの控え(足場を補強する手法のこと)が不十分だった
3・強風対策をほとんど行っていない
以上です。
そして、強風対策として、メッシュシートが折りたたまれているかどうかがポイントですね。
多くの場合、このメッシュシートへの対策が不十分であると、足場が倒れる可能性が高くなってしまうからです。
また、メッシュシートとは逆に、骨組みだけの足場は強風の影響が少ないことも重要です。
風力というのは、風を受ける面の大きさに比例して力がかかります。
つまり、台風の強風を受ける面積が無ければ、風はただ通り抜けるだけですので足場が倒れたりすることはありません。
そのため、足場だけのスカスカの状態であれば、風の影響は最小限で済むわけですね。
逆に、板を張り付けるといったことをしている足場は風を受ける面が広く、酷い時は倒壊してしまう場合もあります。
メッシュシートの折りたたみをしっかりとする必要がある理由はここにあります。
あるいは、台風の強風による影響が心配という方は、工事現場に表示されている連絡先に電話をして相談をしても良いかと思います。
台風の時の足場に関するその他の情報
まとめ
台風の強風で足場が倒れる原因としては、以下のようなものが挙げられます。
2・建物からの控え(足場を補強する手法のこと)が不十分だった
3・強風対策をほとんど行っていない
以上です。
これらへの対策をしっかりとしていれば、強風で足場が倒れるなどの被害が生じることはないでしょう。