台風の強風で工事現場にある「足場」が倒壊することがあります。
その際、住宅に倒れるなどして被害が発生することがありますが、その時の責任は誰になるのか、よくわかりませんよね。
もしも、自分の家が巻き込まれたらと思うと不安になってしまいます。
そこで今回の記事では、台風で足場倒壊した時の責任は誰にあるのかについて、情報をまとめてみました。
台風で足場倒壊した時の責任は誰にある?
結論から言えば、台風で足場倒壊した時の責任は「元請け(建設会社や塗装会社)」の責任となります。
足場の施工不慮などで足場が倒壊してしまった場合は、その足場を組んだ足場工事会社の責任となりますが、台風など強風の影響で足場が倒壊してしまった場合は、元請けの責任となります。
そして、原則として工事の発注者は損害賠償責任を負うことはありません。
理由としては、工事に使う足場の設置後の管理は元請けの担当となるからですね。
実際、足場が倒壊する原因の1つであるメッシュシートを、台風の影響がある前に折りたたんでおく作業は元請けが行うことが多いです。
ただ、発注者側が無理な注文をした場合は、発注者側に責任が生じる可能性があります。
例えば、打ち合わせの段階で発注者側が工事に関する知識を持っており、その上で無理な注文をしていると、足場倒壊の責任が発注者側に生じる可能性があります。
逆に、発注者側が工事に関して素人であれば、修正をしなかった工事業者に責任があるとされるため、過失がないと判断されるので注意をしておきましょう。
但し、管理者等の責めに帰すべき事由の場合には、管理者等が当該損害を当該第三者に対して賠償する旨規定される。
台風で足場倒壊した時の注意点
前章にもあるように、台風で足場倒壊した時は「元請け(建設会社や塗装会社)」に責任がある場合がほとんどです。
そのため、台風で足場倒壊して何らかの被害が発生した場合は、工事現場にある元請けの連絡先へ電話をして相談をしましょう。
基本的には、元請けが保険にて被害の責任を負ってくれるでしょう。
ただ、突発的な事故もあり得るので、心配であれば元請け側に万が一の対応についての詳細を確認しておくと安心できるかと思います。
また、工事の段階によっては足場倒壊の責任の所在が変わる可能性があります。
前章にもあるように、足場の施工不慮などで足場が倒壊してしまった場合は、その足場を組んだ足場工事会社の責任となることに注意をしておきましょう。
そして、雇用契約か請負契約でも責任の所在は変わるので注意が必要です。
台風の時の足場に関するその他の情報
まとめ
台風で足場倒壊した時の責任は「元請け(建設会社や塗装会社)」の責任となります。
ただ、足場の施工不慮などで足場が倒壊してしまった場合は、その足場を組んだ足場工事会社の責任となることに注意をしておきましょう。