津波が川を逆流する?どれくらい?何キロ? | ごろん小路。

津波が川を逆流する?どれくらい?何キロ?

「津波」は海から巨大な押し寄せる異常に大きな波のことです。

そんな津波ですが、津波が川を逆流するといった話を聞くことがあります。

もし本当なら、海が見えない場所でも津波の被害を受ける可能性が考えられます。

そこで今回の記事では、

  • 津波が川を逆流する?
  • 津波が川を逆流するのは何キロ?

これらの情報をまとめてみました。

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津波が川を逆流する?

結論から言えば、津波が川を逆流する可能性はあります。

これは「河川津波」と呼ばれ、東日本大震災では、河口から遠く離れた場所でも津波による河川の逆流が発生したと記録されています。

一般的に、地震により発生した津波は沖合から沿岸域・海岸へと向かってくるのですが、沿岸に到達した津波は途中で河川部分に侵入することがあります。

津波は波の壁が高速で迫りくるというものであるため、圧倒的な質量と速度で河川を逆流していくわけですね。

そして、この逆流によって津波が河川堤防などに到達することがあります。

この時、河川堤防が津波によって破壊されたり乗り越えられてしまうと、そこから市街地や平地に氾濫していきます。

これら一連の津波を、「河川津波」と呼びます。

また、河川を遡上する津波には以下のような特徴が挙げられます。

1・沿岸から陸上を移動する津波に比べて、移動速度が速い
2・河川の逆流する距離が長い
3・波状性段波となって津波高が急に増大する場合がある

以上です。

1番目の「沿岸から陸上を移動する津波に比べて、移動速度が早い」はそのままですね。

家屋などの障害物が多い陸上部分を移動する津波よりも、そういったものがない河川を逆流する河川津波の方が速いわけです。

場合によっては、津波が来る海岸側から遠ざかっていても、河川の近くにいると河川津波に巻き込まれる恐れがあります。

また、2番目の「河川の逆流する距離が長い」ということも問題となります。

というのも、東日本大震災では河口から約50キロの場所でも河川の逆流が発生しており、被害は河口から12キロ付近までおよびました。

つまり、津波が到達する沿岸部から遠く離れた場所でも、津波による被害を受ける可能性があります。

津波の速度と遠く離れた場所にも被害をもたらす可能性がありながら、河川津波は被害予想が難しいことも問題となります。

最後の「波状性段波となって津波高が急に増大する場合がある」とは、河川津波の先端部での水位差が高くなり、段波となって遡上することを指しています。

河川津波は、水深の浅さや陸に比べての障害物の少なさや蛇行など、川の地形の影響を大きく受けて性質が変わります。

結果、先端部が数十メートルの波長をもつ複数の波に分かれるといった現象が起こりえます。

津波が川を逆流するのは何キロ?

津波が川を逆流する場合、その距離は津波の規模によって変わります。

例えば、東日本大震災で沿岸部に甚大な被害をもたらした津波は、河口から12キロ付近まで被害をもたらしています。

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さらに、単純に河川津波がどこまで到達したかと言うと、河口から約50キロの場所までという記録が存在しています。

また、津波警報などによって発表される情報にはブレがあったり、時間経過で情報が更新されることがある点にも注意をしてください。

津波情報発表初期で津波の高さが3mほどだったとしても、後の情報更新で6mにもなるということが起きています。

とくに、津波が河川を逆流する際は被害がどの程度になるかを予測しにくいため、迅速な避難を心がけるようにしましょう。

東京都防災ホームページ:「東京被害想定デジタルマップ」・「東京マイ・被害想定」

広島市 防災情報サイト:広島市津波ハザードマップについて

津波に関するその他の情報

津波ハザードマップとはなに?どうやって見る?

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まとめ

津波が川を逆流する可能性はあります。

これは「河川津波」と呼ばれ、東日本大震災では、河口から遠く離れた場所でも津波による河川の逆流が発生したと記録されています。

一般的に、地震により発生した津波は沖合から沿岸域・海岸へと向かってくるのですが、沿岸に到達した津波は途中で河川部分に侵入することがあります。

津波は波の壁が高速で迫りくるというものであるため、圧倒的な質量と速度で河川を逆流していくわけですね。

そして、この逆流によって津波が河川堤防などに到達することがあります。

この時、河川堤防が津波によって破壊されたり乗り越えられてしまうと、そこから市街地や平地に氾濫していきます。

これら一連の津波を、「河川津波」と呼びます。

また、津波が川を逆流する場合、その距離は津波の規模によって変わります。

例えば、東日本大震災で沿岸部に甚大な被害をもたらした津波は、河口から12キロ付近まで被害をもたらしています。

さらに、単純に河川津波がどこまで到達したかと言うと、河口から約50キロの場所までという記録が存在しています。

また、津波警報などによって発表される情報にはブレがあったり、時間経過で情報が更新されることがある点にも注意をしてください。

津波情報発表初期で津波の高さが3mほどだったとしても、後の情報更新で6mにもなるということが起きています。

とくに、津波が河川を逆流する際は被害がどの程度になるかを予測しにくいため、迅速な避難を心がけるようにしましょう。

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