津波1mはどのくらい危ない?家に与える被害とは? | ごろん小路。

津波1mはどのくらい危ない?家に与える被害とは?

「津波」は何もかもを押し流す恐ろしい災害ですが、「1mの津波」と言われてもピンとこない人は多いのではないでしょうか?

実際、津波1mはどのくらい危ないのか、家に与える被害などについて知っておきたいですよね。

そこで今回の記事では、

  • 津波1mはどのくらい危ない?
  • 津波1mが家に与える被害とは?

これらの情報をまとめてみました。

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津波1mはどのくらい危ない?

結論から言えば、津波1mは非常に危険な災害です。

というのも、津波というのは1mの高さの波ではなく、「海面が1m盛り上がったまま押し寄せてくる」という代物であるからですね。

水の壁が海から高速で押し寄せて、建物をなどすべてを押し潰していく形になります。

一般的に1mの津波が発生すると、普通自動車程度ならそのまま流されてしまうため、生身の人間では抵抗しようがありません。

さらに、津波の高さが1mには届かず、30cmの津波でも生身の人間は歩行不可能になり、転倒してしまう恐れがあります。

そのため、津波の高さが1mだったとしても甚大な破壊をもたらす災害となるわけですね。

また、津波は何度も押し寄せてくるという特徴があることにも気をつけましょう。

そして、最初の津波よりも、後からくる津波の方がより高くなる恐れがあります。

つまり、最初の津波が発生した時点で「最大Xmの津波が観測されている」という情報が正しくても、後からその高さを超える津波がくる可能性があるわけです。


次に、津波が発生した現場の動画などを確認するとわかりますが、津波には水以外のものが大量に含まれていることにも注意が必要になります。

例えば、津波の進行上にある建築物が破壊されると、それに使われている建材などが巻き込まれ、そのまま津波の一部となってしまいます。

つまり、津波はただ大量の水に飲み込まれるだけでなく、津波によって破壊されて、水に運ばれている物による被害も被ることになるわけです。

他にも、とくに木造住宅は津波に弱く、東日本大震災の津波では多くの木造家屋が根こそぎ流され全壊しました。

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それに伴う瓦礫の壁が他の建築物に引っかかるなどして、さらに被害を拡大していったわけですね。

津波1mが家に与える被害とは?

前章にもあるように、1mの津波が発生すると木造住宅の多くは全壊、そうでなくても1階部分は根こそぎ破壊されることになります。

あるいは、原型が残る形で津波に運ばれるような家があったとしても、多くは他のビルや橋などにぶつかるため破壊されてしまいます。

基本的に、1mの津波が押し寄せてきたら、ほとんどの家屋は壊滅的被害を受けると考えて良いでしょう。


また、鉄筋コンクリートの建物は木造住宅に比べて遥かに頑丈ですが、それでも安全とは断言できません。

例えば、東日本大震災の津波では鉄筋コンクリートのビルは流されるのを免れましたが、窓から入ってきた津波が中に押し寄せ、内部は完全に破壊されました。

あるいは、海側に対して建物の長手方向が向いている、いわゆるオーシャンビューを良くしたホテルなどは津波の被害を思いっきり受ける形になってしまいます。

逆に、鉄筋コンクリートのビルでも、窓がまったくない特殊なビルは被害が小さかったというケースもあります。

このように、鉄筋コンクリートのビルでも建物の構造や立地によっては安全とは断言できないところがあるので、基本的には津波が届かない高台などへの避難が安全面では確実と言えます。

WAVAL:1mの高さでほぼ死亡―津波に対し島国日本が注意しておくべきこと

まとめ

結論から言えば、津波1mは非常に危険な災害です。

というのも、津波というのは1mの高さの波ではなく、「海面が1m盛り上がったまま押し寄せてくる」という代物であるからですね。

水の壁が海から高速で押し寄せて、建物をなどすべてを押し潰していく形になります。

一般的に1mの津波が発生すると、普通自動車程度ならそのまま流されてしまうため、生身の人間では抵抗しようがありません。

また、1mの津波が発生すると木造住宅の多くは全壊、そうでなくても1階部分は根こそぎ破壊されることになります。

あるいは、原型が残る形で津波に運ばれるような家があったとしても、多くは他のビルや橋などにぶつかるため破壊されてしまいます。

基本的に、1mの津波が押し寄せてきたら、ほとんどの家屋は壊滅的被害を受けると考えて良いでしょう。

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