ナツメグの致死量は何グラムなのか?料理に使う際の注意点なども紹介 | ごろん小路。

ナツメグの致死量は何グラムなのか?料理に使う際の注意点なども紹介

ハンバーグなどの料理に入っているナツメグ。

胃腸の調子を整えたり、口臭予防に大活躍のナツメグですが、大量摂取は命を脅かす可能性があることをご存知でしょうか?

ナツメグをご家庭などで料理に使う際は、どの程度の量を使うのが安全なのか気になりますよね。

また、致死量以外にも、料理に使う際の注意点も知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

  • ナツメグの致死量は何グラムなのか?
  • ナツメグを料理に使用する際の注意点

これらのことについて、お伝えさせていただきます。

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ナツメグとはそもそもなに?

ナツメグとは、コショウ・シナモン・クローブと共に「世界4大スパイス」にも数えられている有名なスパイスです。

インドネシアのモルッカ諸島が原産で、この木の実の種の殻を割って取り出した中身がナツメグになります。

胃腸の調子を整えたり、口臭予防やリラックス効果も期待できるなど、非常に有用なスパイスというわけですね。

また、ナツメグには銅やマンガン、ビタミンB1やビタミンB2が多く含まれており、独特の香りを持っています。

ナツメグは加熱すると苦味が消え甘みが出てくることから、ひき肉を使った料理によく使用されていることは有名です。

「ハンバーグにはナツメグを入れて臭みを消す」という方法をご存知のかたも多いのではないでしょうか?

あるいは、クリームスープやホットチョコレート、ホワイトソースなどのバターや生クリームといった乳製品を使用する料理にもナツメグはよく合うでしょう。

そんな便利なナツメグですが、扱いを誤ると幻覚などの症状が現れることがあります。

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ナツメグの致死量は何グラムなのか?

ナツメグには毒性があるため、大量に摂取してしまうと幻覚などの症状が現れたり、命を脅かす可能性もあります。

過去の症例においては、ナツメグを5グラム以上摂取することにより、で幻覚症状や酩酊状態、肝機能障害が引き起こされることが報告されています。

また、そのうち死亡例が2件あり、「ナツメグを2個分、おおよそ10グラム」を摂取したようです。

そのため、「ナツメグの致死量は約10グラム」ということになります。

ただ、家庭料理などでナツメグを臭い消し目的で使用する場合は、大きな心配は必要ないでしょう。

というのも、家庭料理などでナツメグを使用する場合、その使用量は0.2グラム~0.5グラムほどが一般的です。

常識の範疇内でナツメグを使用する分においては、過剰な警戒や心配をする必要はありません。

ナツメグを料理に使用する際の注意点

ナツメグを料理に使用する際は、過剰摂取に注意すれば大丈夫なのですが、2つだけ注意すべきことがあります。

それは、「必ず加熱する料理に使用する」・「妊婦の方は絶対に摂取しない」ことです。

「必ず加熱する料理に使用する」というのは単純で、生のナツメグには毒性があるため、必ず加熱する料理に使うというだけです。

ただ、次の「妊婦の方は絶対に摂取しない」については、特に注意が必要になります。

ナツメグには通経作用があるため、過去には堕胎薬として使われていたことがあるからです。

ナツメグの摂取量が微量だったとしても、胎児への影響が心配されるので、妊婦の方はナツメグを摂取しないように気をつけましょう。

まとめ

ナツメグを普通に料理に使う分には大きな問題はありません。

ただし、妊婦の方は摂取することを控えておいた方が無難です。

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