お正月になると車にしめ飾りなどの正月飾りを付けている光景を目にしますよね。
主に交通安全を祈願するため、愛車に正月飾りをつける風習があるからです。
しかし、この車の正月飾りですが、いつからいつまで飾れば良いのか、よくわかりませんよね。
「車は他の人に見られる機会も多いから、間違ったタイミングで飾りたくない」といった悩みがあるかと思います。
そこで今回の記事では、
- 正月飾りを車にいつから飾るのか?
- 正月飾りを車にいつまで飾るのか?
これらのことをお伝えさせていただきます。
正月飾りを車にいつから飾るのか?
車に正月飾りをいつから飾るのかというと、ご家庭で飾る門松や注連飾り(しめかざり)と同じタイミングで大丈夫です。
つまり、松の内(12月13日)以降に飾るのが一般的になります。
地域によって若干の差はあるようですが、12月13日は「事始め」といって、この日からお正月の準備を始めることが多いですね。
また、正月飾りを車に取り付ける場合、フロントグリルに固定すると良いでしょう。
お正月の数日間のみ付けるだけなので、わらの部分とグリルをナイロンひもやビニールの結束バンドで結びつければ十分です。
逆に、正月飾りを取り付けるためにワイヤーなどの金属類を使用すると、車体に傷をつける可能性があるのでやめておくことが無難です。
「車体に傷を絶対につけたくない!」という場合は、車内のダッシュボードなどの余裕のあるスペースに、吸盤式のコンパクトな注連飾りを取り付けるという方法もあります。
注意点としては、正月飾りを飾ることに適さない日があることです。
元々、門松や注連飾りなどの正月飾りは新しい歳神(年神)様を迎えるための目印であり、留まるために必要なもの(依り代)です。
そのため、12月31日に慌てて正月飾りを出す「一夜飾り」は、神様に失礼になるのでやめておきましょう。
さらに、12月29日は「二重苦」を連想させるので、28日までに正月飾りの飾りつけを完了しておくことが理想的だとされています。
これらの日時で正月飾りを飾ることを避けるため、早めに飾っておくと安心出来ますね。
正月飾りを車にいつまで飾るのか?
車の正月飾りはいつまで飾るのかというと、「松の内」が過ぎるまでになります。
ただ、松の内は地域によって違いがあり、「関東・九州を含めた多くの地域では1月7日」まで、「関西を中心とした地域では1月15日」までとなっていることに注意をしてください。
基本的には、現在お住まいの地域にタイミングを合わせれば大丈夫でしょう。
地域によっては正月飾りを回収してくれるところもあるようなので、地域の掲示板や回覧板などをチェックしておくと良いでしょう。
また、地域によって名称が異なりますが、「どんど焼き(とんど焼き・〇〇火祭りなど)」と呼ばれる火祭りに正月飾りを持って行って、焼いていただくというものもありますからね。
ちなみに、「車内に取り付けた小さいサイズの正月飾りは、汚れも少ないし来年も使用出来るのでは?」と考える方がいらっしゃるかもしれません。
実際のところは、正月飾りは新しいものを毎年変えて使うべきだとされています。
これは、門松や注連飾り(しめかざり)は、新しい歳神(年神)様を迎えるための目印であり、留まるために必要なもの(依り代)として用意されることが理由となります。
新しく迎える神様のための依り代が以前に使った正月飾りと同じというのは、神様に対して失礼になるとされるからですね。
また、くわしい情報は下記のページに情報を記載しています。
正月飾りに関するその他の情報
正月飾りはいつから飾るものなのか?いつまで飾るのかについても紹介
まとめ
車に正月飾りを取り付け、交通安全を祈願して気持ちよく愛車に乗りたいですよね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。