「家の中で小さな虫がピョンピョン跳ねている!?」
家の中に「トビムシ」が侵入し、こういったことを経験した方は多いのではないでしょうか?
トビムシそのものはムカデのような害はありませんが、大量発生することもあるため不快な存在です。
しかし、トビムシが何処から家の中に入ってくるのかがわからないと、対策を講じにくいかと思います。
そこで今回の記事では、トビムシが家の中へ入ってくる時の侵入経路について、お伝えさせていただきます。
トビムシとはどんな虫なのか?
「トビムシ」とは、体長約1~2mm程度の非常に小さな白っぽい体色の昆虫です。
トビムシは湿度が高く、暗い場所を好む昆虫であるため、通常は土の中や湿気の多い場所に生息しています。
一般家庭では屋内外にある植木鉢などで遭遇することが多いのではないでしょうか?
あるいは、台所やお風呂場といった水周りですね。
そして、基本的にトビムシは人間に対しては無害な存在です。
トビムシは枯れ木・枯草・バクテリア・菌を食べるため、森林地帯であれば土壌を分解すると言う役割を担っている昆虫であり、ムカデやスズメバチのような攻撃性はもっていません。
ただ、一般家庭では無害であることがほとんどであるトビムシですが、稀に生きた植物を食べることがあり、温室などの重要害虫となることがあります。
このように、トビムシは人間とってほぼ害がない昆虫なのですが、上記のような室内にある植木鉢などで大量発生することがあるため「不快害虫」とされています。
ちなみに、トビムシには翅が無いので飛ぶ事は出来ませんが、身のこなしは素早く、腹部に特殊な器官である「跳躍器」を用いて跳び上がることができます。
これを使い、小さな身体で何十センチも跳び上がることができるのですから驚きですよね。
トビムシが家の中へ入ってくる時の侵入経路はこれ!
トビムシが家の中で発生する場合、そのほとんどは外部からの侵入になります。
そのため、トビムシが家の中で大量発生することを防ぐには、侵入経路を塞ぐことが重要になるわけですね。
そして、トビムシは1mm程度の隙間があれば、そこから家の中へ侵入することが可能です。
そのため、日頃から開閉の多い窓や扉、エアコンの排水ホースや換気口はもちろん、床と幅木やコンセントカバーの隙間、窓のサッシなどの隙間から入り込んできます。
地震などの災害や経年劣化で生じた家の亀裂も同様です。
あるいは、すでにトビムシが繁殖している植木鉢を屋内へ運び込むといったことも考えられます。
こういった場所にある隙間を隙間テープなどで塞いだり、家屋の修繕業者に修理をしてもらうなどして塞いでいきましょう。
これらの隙間を塞ぐことは、ムカデやゴキブリといった他の害虫への予防にも繋がります。
トビムシを駆除する方法とは?
すでにいるトビムシを駆除するのであれば、市販されているエアゾールタイプの殺虫剤を噴霧して駆除するのが最も簡単です。
トビムシは殺虫成分に非常に弱いため、適当に噴霧するだけでも駆除効果が期待できます。
また、トビムシが植木鉢などで大量発生していることがわかっているのであれば、発生源となっているものを屋外へ移動させることも効果的です。
屋外であれば、殺虫スプレーなどを気兼ねなく使用できますし、必要があれば発生源を丸ごと処分するという方法も取れます。
その他には、トビムシを掃除機で吸い取るという駆除方法も効果があります。
ただ、掃除機を使った駆除は、最終的に掃除機の中にある紙パックなどを処分することを忘れないようにしましょう。
こちらも掃除機を屋外へ持って行って、紙パックを取り出して殺虫スプレーを噴霧しておけば大丈夫です。
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トビムシに関するその他の情報
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まとめ
トビムシは条件が揃えば大量発生することがあるため、家の中へ侵入することを予防したいところです。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。