土鍋の特徴とはなに？メリットとデメリットとは？

「土鍋」は美味しい料理を作れると評判ですが、どのような特徴があるのかよくわかりませんよね。

また、土鍋を使うのであれば、そのメリットやデメリットなども知っておきたいところです。

そこで今回の記事では、

土鍋の特徴とはなに？
土鍋のメリットとデメリットとは？

これらの情報をまとめてみました。

土鍋の特徴とはなに？

土鍋には、通常の鍋やフライパンなどとは違う特徴が存在します。

具体的には、「保温性が高い」ことがまず挙げられます。

これは、土鍋とは名前の通り「土」でできていることが関係しています。

土鍋を火にかけると土が温まりその熱によって調理されていくのですが、土が温まるという性質上、火を止めても土が冷めにくく保温されるという特徴があります。

つまり、鍋料理はもちろん、おでんやおかゆなど長く煮込む料理に適しています。

また、土鍋の表面は細かい穴が空いていますが、これも調理時に良い効果をもたらします。

表面の細かい穴によって気泡が作り出され、土鍋の中で食材が動きにくくなり煮崩れしにくい状態となるわけです。

この特徴があるため、土鍋で行う鍋料理の具材は煮崩れを起こしにくく、最後まで料理を楽しむことができるわけですね。

土鍋のメリットとデメリットとは？

土鍋のメリットとしては、まず前章にあるように鍋料理などに高い適性があることです。

長時間の煮込み料理をする際は、そのメリットを十分に発揮して食事を楽しむことができるでしょう。

また、一部の食材の旨味を引き出すというメリットもあります。

例えば、肉や魚は６０～７０℃で加熱する時間が長いと柔らかくなるという特徴がありますが、土鍋は他の鍋に比べ分厚く熱が通るのに時間がかかるため、結果的にこの条件を満たしてくれます。

次に土鍋のデメリットですが、これは以下のようなものが挙げられます。

１・土鍋自体が重い
２・割れやすい
３・急激な温度変化に弱い
４・加熱に時間がかかる
５・置き場所が限られる

以上です。

１番目の「土鍋自体が重い」はそのままですね。

土鍋は金属製の鍋よりも重いため、取り回しが難しいという問題があります。

材質が「土」であるため、ステンレス製の鍋などと比較するとかなりの重量があります。

また、２番目の「割れやすい」とあるように、土鍋はお茶碗のように外部から強い衝撃を与えると欠けたり割れたりします。

例えば、取り回しが難しいために、土鍋を洗っている際に他の食器などとぶつかり、破損が発生することが十分に考えられます。

そのため、土鍋は注意して扱わないと簡単にひびや欠けが発生してしまいます。

３番目の「急激な温度変化に弱い」はそのままですね。

土鍋は急激に温度が変化すると、ひびが入ったり割れてしまう恐れがあるためです。

そのため、土鍋の外側（特に底部）に水分を含んだまま火にかけないでください。

同じ理由で、土鍋を洗う際も熱が冷めてから水で洗うようにしましょう。

４番目の「加熱に時間がかかる」とは、メリットの部分と表裏一体のものです。

土鍋は熱伝導率が悪いため、沸騰するまでに普通の鍋よりも時間がかかります。

じっくりと煮込み料理を作りたいといったような場合は問題ないのですが、急いで夕飯を作りたいという時などは、なかなか沸騰しなくて時間のロスが発生することになります。

最後の「置き場所が限られる」とは、土鍋の重量や形状の関係で収納できる場所が限られるという点です。

通常の鍋であれば、フックに引っ掛けて吊るすなど、かなり幅広い収納方法があるのですが、土鍋の場合は重量や形状などの都合上、収納方法が限られてしまいます。

その結果、土鍋は収納するスペースを広く取る必要があるわけですね。

土鍋そのものが割れ物であることも考えると、安全な場所への収納が望ましいでしょう。

銀峯陶器萬古焼土鍋花三島 9号

土鍋に関するその他の情報