日本は山の多い国なので「土砂災害」の危険が身近にあります。
突発的に大きな破壊力を持って発生する土砂災害から逃げたり、身を守るためにはどういった方法が有効なのかを知っておく必要があります。
特に、土砂災害から逃げる際、咄嗟にどう動けば良いのかは知っていなければどうしようもありませんよね。
そこで今回の記事では、
- 土砂災害から逃げる方法はこれ!
- 土砂災害から身を守るにはどうすれば良いのか?
これらのことについて、お伝えさせていただきます。
土砂災害から逃げる方法はこれ!
1・直角に逃げる
土砂災害の種類の1つである「土石流」から逃げるためには、土砂の進行方向に対して直角に逃げることが有効です。
「土石流」とは、流木や岩が凄まじい速さで流れてくる土砂災害で、これによって起こる土砂の移動速度は凄まじい速さです。
具体的には、自動車が走行する時と同じスピード(時速40~50km)で流木や岩が流れていきます。
そのため、土砂の進行方向と同じ方向に走って逃げたのでは、間違いなく土砂に飲み込まれてしまいます。
そこで有効なのが「土砂の進行方向に対して直角に逃げる」というわけですね。
あるいは、土砂が流れにくい高い場所へ向かって走るのも効果的です。
2・垂直避難をする
自宅から動けなかったり、避難場所に避難しても夜中で見通しが悪く、外の状況が上手く把握できないことがあります。
こういった場合は「垂直避難」をすることが有効です。
「垂直避難」とは、建造物の中で高い階層に移動したり、崖や斜面とは反対側に移動することを言います。
実際の土砂災害の被害を見ても、家の一部分(崖や斜面側)だけに大きな被害が発生し、その反対側は被害が小さいといったケースが多いです。
避難というと、自宅以外の安全な避難場所へ移動することを想像しますがそれだけではありません。
避難所への移動が難しい状況であっても、この垂直避難ならすぐに実行に移すことが可能です。
そのため、自宅から動けないような状態でも、垂直避難を行うことで土砂災害から助かる可能性を上げることが出来るわけですね。
土砂災害から身を守るにはどうすれば良いのか?
1・ハザードマップを確認する
「ハザードマップ」とは、ハザードマップとは、ある場所で自然災害が起こった場合に、被害を受けると予想される範囲を示した地図のことを言います。
ハザードマップを確認することにより、自分が住んでいる地域にどのような危険があるのかを知ることが出来るわけですね。
ハザードマップ市町村の役場でもらうことが出来る他、都道府県や市町村のホームページでも確認することが出来ます。
2・避難場所を決めておく
上記のハザードマップで危険な場所を確認したら、次は安全な避難場所へのルートを設定しましょう。
例えば、自宅から安全な避難場所へのルートを想定しておくなどですね。
また、災害が起きた時に家族全員が一緒にいるとは限りません。
そのため、職場から安全な避難場所へのルートを確認する、連絡方法を設定しておくなどしておくと、万が一の時に混乱することを回避することが出来ます。
ちなみに、設定した避難ルートを実際に歩いてみることも重要です。
地図上からの情報だけではわからないことを知ることが出来ますしね。
3・雨量に注意する
土砂災害の多くは雨が原因で起こります。
大雨や台風などにより危険を感じた場合、早めに避難するようにしましょう。
ちなみに、土砂災害が発生する危険がある雨量の目安としては、「1時間に20ミリ以上、または降り始めてから100ミリ以上の降雨量」だとされています。
そのため、気象庁が発表する警報や、自治体が発令する避難情報などをチェックしておくと良いでしょう。
土砂災害に関するその他の情報
土砂災害に関するその他の情報は、以下の記事にまとめてあります。
土砂災害で安全な場所に避難する時の注意点はこれ!服装についても紹介
土砂災害の警報の種類はこれ!雨量の目安についてもくわしく紹介
土砂災害対策で個人が出来るものはこれ!必要な道具もくわしく紹介
まとめ
土砂災害は本当に恐ろしい災害ですよね。
万が一、土石流などに出くわしてしまった場合、生命を守るためにこの記事がお役に立てれば幸いです。
コメント
すっごい良かった‼
また、もっと、直後の行動などを核とよりよい記事になると思います
宇津そらはさん、コメントありがとうございます。
サイトの情報が少しでもお役に立てることができたら幸いです。
また、素晴らしいご指摘をありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。