梅雨の季節になると目にするようになる紫陽花(あじさい)。
色とりどりの花を咲かせる紫陽花ですが、猫が食べると危険な植物であることをご存知でしょうか?
本来肉食動物の猫は植物を摂取する必要はないのですが、中には植物を食べる子がいるので注意が必要になります。
また、万が一愛猫が紫陽花を食べた時の対処方法についても知っておきたいですよね。
そこで今回の記事では、猫が紫陽花を食べた時の症状や対処方法などについて、お伝えさせていただきます。
猫が紫陽花を食べると危険!
紫陽花(あじさい)は見た目はとても美しい花ですが、実のところ、厚生労働省が注意喚起をするほどに危険な花なのです。
猫はもちろん、人間が紫陽花を食べても危険だというわけですね。
さらに、猫の場合は人間よりも身体が小さいため、少量でも症状が酷くなることが多いです。
特に、紫陽花のつぼみは非常に危険であるため、愛猫が誤って食べることがないよう注意してあげてください。
また、猫が紫陽花を食べてしまった場合の症状としては、
・嘔吐
・元気がなくなる、ぐったりとして動かなくなる
2・猫が食べた紫陽花の量が多量である場合
・嘔吐
・下痢
・けいれん
・麻痺
・意識障害
・呼吸困難
以上になります。
特に、猫が食べた紫陽花の量が多量である場合は、これらの症状が現れた後に死亡してしまう可能性があります。
また、紫陽花のつぼみが特に危険ですが、つぼみ以外にも葉や茎などすべての部位に毒が含まれていることに注意してください。
猫が紫陽花を食べた時の対処方法とは?
猫が紫陽花(あじさい)を食べた時の対処方法には2種類あり、「猫が紫陽花を食べてすぐの場合」・「猫が紫陽花を食べて時間が経過している場合」にわけられます。
それぞれで猫への対処方法が大きく異なるので注意してください。
1・猫が紫陽花を食べてすぐの場合
猫が紫陽花を食べてすぐの場合、まず猫の口に残っている紫陽花を取り出してあげましょう。
当たり前ですが、猫には紫陽花が危険な植物であるということはわかりませんからね。
猫の口から紫陽花を取り出したら、紫陽花の毒による症状が現れるかどうかをよく観察してあげてください。
もしも、前章にあるような症状が現れるようであれば、すぐに猫を動物病院に連れて行くようにしましょう。
もちろん、猫に症状が現れないとしても、専門家である病院に相談するのは正しいことです。
2・猫が紫陽花を食べて時間が経過している場合
もし猫が紫陽花を食べてしまったことに気づかず、時間が経過してしまった場合はすぐに動物病院に連れて行くようにしましょう。
この段階ではとにかく迅速な行動が必要になるため、すぐに動くようにしてください。
まず、前章にあるような症状が現れているのであれば、猫の身体が毒を吸収し始めているので、時間的な猶予はあまりないものと考えてください。
動物病院では、担当する方に「猫が紫陽花を食べてしまったこと」・「猫が紫陽花を食べてから時間が経過していること」などをしっかりと伝えてください。
すぐに胃洗浄、または食べてしまった紫陽花を吐き出させるよう処置を施してくれることでしょう。
また、猫が食べてしまった紫陽花の一部や吐き出したものも一緒に持参しておくと良いでしょう。
まとめ
愛猫が紫陽花を食べてしまったら本当に不安になりますよね。
そんな猫を助けるために、この記事がお役に立てれば幸いです。