夏に「クワガタ」を飼育する機会があるご家庭は多いのではないでしょうか?
そんなクワガタですが、気になるのはクワガタに与える「エサ」のことです。
クワガタのエサと言えば甘いものが想像しやすいですが、何でも良いのか不安になりますよね。
そこで今回の記事では、
- クワガタの成虫のエサとは?
- クワガタのエサで家にあるものは代用できる?
これらの情報をまとめてみました。
クワガタの成虫のエサとは?
クワガタの成虫のエサには、市販されている「昆虫ゼリー」がおすすめです。
昆虫ゼリーとは、クワガタなどの樹液を主食とする昆虫の飼育用に販売されている、ゼリー状の人工飼料のことです。
栄養という観点から見ても、タンパク質などクワガタに必要なエネルギーがしっかりと含まれており、また、糖分や水分が多すぎるということもないので、安心してクワガタに与えることができるエサですね。
そして、多くの場合、昆虫ゼリーはプラスチックのカップに封入されているので、飼育ケース内での飛び散りの防止・保存性・交換の簡便さも特徴だと言えるでしょう。
商品によっては、プロテイン配合したものなど特徴的な昆虫ゼリーも販売されているため、用途にあった商品を見つけやすいのもポイントです。
ちなみに、昆虫ゼリーはインターネット通販で購入できるほか、ホームセンターや100円均一ショップなど様々な店舗で購入することができます。
また、昆虫ゼリーを飼育ケース内に設置する場合は、クワガタの足場となるエサ台に設置してあげることです。
エサ台はクワガタがゼリーをひっくり返してしまうのを予防するほか、クワガタがしっかりと捕まってエサを食べることができるようになります。
クワガタのエサで家にあるものは代用できる?
昆虫ゼリー以外では、トマトやきゅうりなどの野菜、リンゴやバナナなどの果物がおすすめです。
筆者としては、この中ではバナナがおすすめですね。
栄養価・価格面などのバランスが非常に良く、クワガタの食いつきも良いです。
注意点としては、2日~3日に1回ぐらいの頻度で食べ残しを交換しないと、飼育ケース内にコバエが湧いてしまうことです。
「バナナの皮をゴミ箱に捨てていたら、コバエが大量発生したことがある」という話をよく聞くかと思いますが、クワガタのエサとなるバナナにも同じことが言えます。
そのため、定期的にバナナの様子を確認して、2日~3日に1回ぐらいの頻度で交換をするようにしましょう。
また、野菜や果物以外では、加糖ヨーグルトもクワガタのエサに適しています。
というのも、産卵前のクワガタのメスはどうしても動物性のタンパク質が必要になるため、加糖ヨーグルトが効果を発揮するからです。
人によっては、牛肉の脂などを利用したラード(糖分入り)をエサとして与えることもあるようですね。
逆に、クワガタの産卵前の時期以外では、加糖ヨーグルトがエサだと糖分が高くなりすぎる可能性があるため、通常時は昆虫ゼリーなどを与えた方が安全でしょう。
「どうしてもクワガタのエサにヨーグルトを使いたい!」という場合は、プレーンヨーグルトを使う方法があります。
バナナと一緒にプレーンヨーグルトを軽くミキサーにかけ、それをクワガタへ与えましょう。
もちろん、バナナだけの時と同様、飼育ケース内にコバエが発生しないよう注意をしてください。
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まとめ
クワガタの成虫のエサには、昆虫ゼリー、トマトやきゅうりなどの野菜、リンゴやバナナなどの果物がおすすめです。
大切なクワガタが長生きするためにも、与えるエサはしっかりと考えてあげたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。