カブトムシの成長の中で最も変化が大きいのが「蛹(サナギ)」になることですよね。
そんなカブトムシの蛹ですが、蛹の期間がいつからいつまで続くのか気になるかと思います。
また、カブトムシの幼虫が蛹になる前兆も知っておきたいところです。
そこで今回の記事では、
- カブトムシの蛹の期間はいつからいつまで?
- カブトムシが蛹になる前兆とは?
これらの情報をまとめてみました。
カブトムシの蛹の期間はいつからいつまで?
カブトムシが蛹でいる期間は「5月から7月の約1~2ヶ月間」になります。
カブトムシの幼虫は、寒い冬の季節から春になると、活発に動き回りどんどんエサを食べていきます。
ところが、4月中旬以降になると徐々にエサを食べなくなっていきます。
カブトムシの幼虫の外見的な変化としては、白っぽかった体が黄色っぽくなりシワが目立つようになります。
幼虫がこのような状態になると、土の中で蛹(さなぎ)がおさまる蛹室(ようしつ)という部屋を自力で作り始めます。
そのため、カブトムシの幼虫を飼育している場合は、蛹室が作られる前に最後の昆虫マットの交換をしてあげてください。
というのも、蛹室を作り始めた時期とその後は、飼育ケースの内部にむやみにさわると蛹室を壊す可能性が高いからです。
カブトムシの蛹の状態は、身体が柔らかく幼虫と違って移動もできないため、卵の状態の次に弱い姿だからですね。
蛹になった初期の段階では、カブトムシの身体のほとんど水分で、身体の一部分(ツノなど)を折ってみると水のような物が出てきます。
ちょっとした衝撃が命取りになるので、細心の注意をはらいましょう。
例えば、このタイミングで蛹室が壊れるといった問題が生じると、カブトムシはそのまま死んでしまう危険があります。
また、カブトムシが蛹の状態になると、エサを食べずフンもしないため、この時期にマットの交換は不要となります。
カブトムシが蛹になる前兆とは?
カブトムシが蛹になる前兆としては、以下のようなものが挙げられます。
2・幼虫の外見が黄色くなり、シワシワになる
3・頭部が黒から茶色になる
以上です。
ただ、こういった前兆が現れる前段階から、カブトムシの幼虫が蛹になっても大丈夫な状態に環境を整えてあげることが大切です。
というのも、カブトムシが蛹室を作る時に重要なのが昆虫マットの水分量だからです。
昆虫マットが乾燥し過ぎていても、水分でビチャビチャの状態でも駄目だからですね。
例えば、昆虫マットがあまりにも乾きすぎているとマットが固まらないため、カブトムシが蛹室を上手に作ることができなくなります。
逆に、水分量が多すぎますと、蛹室の中で軽い水たまりができてしまい、蛹が死んでしまうおそれがあります。
過度に水分を与え過ぎないよう注意をしてください。
ちなみに、国産のカブトムシは蛹室を縦に作ります。
様々な情報媒体で紹介されているため、縦の形状に作られた蛹室の中にいるカブトムシを見たことがあるかと思います。
ところが、ヘラクレスオオカブトなどの外国産のカブトムシは、横の形状に蛹室を作ります。
そのため、そういった外国産のカブトムシを飼育する際は、蛹室の形が国産のものと違うことに注意をしておくと良いでしょう。
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まとめ
カブトムシの蛹の期間は「5月から7月の約1~2ヶ月間」になります。
この時期になる前の段階から、蛹になっても大丈夫なように準備をしておきたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。