昆虫は様々な形で越冬しますが、「カマキリ」は卵で冬を超えることをご存知でしょうか?
そんなカマキリですが、その卵がどこにあるのかや産む時期などはよくわからないかと思います。
また、カマキリの卵の探し方も気になりますよね。
そこで今回の記事では、
- カマキリの卵はどこにある?
- カマキリの卵の探し方とは?
- カマキリが卵を産む時期はいつ?
これらの情報をまとめてみました。
カマキリの卵はどこにある?
カマキリは卵を1つ1つ産むのではなく、大量の卵の入った泡を産みます。
この泡は産み付けられた直後は柔らかいのですが、時間が経つとどんどん固くなり、卵を守るカプセルとしての機能を発揮します。
この卵の入った泡を卵鞘(らんしょう)と言います。
卵鞘は断熱効果も高く、カマキリの卵は寒い冬の季節を卵鞘のおかげで乗り越えることが出来るわけですね。
そして、この卵鞘は木の枝や枯れたイネ科の植物の茎や葉っぱの裏などに産み付けられます。
ただ、基本的にカマキリは自分の生活圏の中で産卵をするので、カマキリの種類によって卵鞘の場所は異なります。
例えば、ハラビロカマキリは樹上を生活圏としているので、木の枝に産卵していることが多いです。
逆に、オオカマキリやチョウセンカマキリ、コカマキリは草地に生息していることが多いので、植物の茎や葉っぱの裏などに産み付けられます。
あるいは、数は少ないですが、住宅の壁や柱といった場所でも卵鞘が産み付けられていることもあります。
カマキリの卵の探し方とは?
カマキリの卵の探し方は、探したい種類のカマキリの生活圏を探す方法が効果的です。
前章にもあるように、基本的にカマキリは自分の生活圏の中で産卵をするので、カマキリの種類によって卵鞘の場所は異なります。
そのため、自分が探しているカマキリがどういった場所で生活しているかを調べて、その場所を探すことが効率的です。
また、卵鞘の形もカマキリの種類によって若干の差異があります。
具体的には、以下のようなものになります。
チョウセンカマキリ……4センチ前後と大きく、縦長で細長い
ハラビロカマキリ……2~3センチの卵型で、下に突起が1つ出ているものが多い
コカマキリ……2~3センチの大きさで縦長で細長い。また、倒木や地表近くの幹や石などにも産卵する
以上です。
カマキリが卵を産む時期はいつ?
カマキリが卵を産む時期は「8~10月頃」になります。
カマキリは春に生まれて夏に成虫になり、その後、交尾・産卵を行うためこの時期になります。
気温が下がる寒い冬の季節は、卵の状態で乗り越えて次の春へと向かいます。
そのため、カマキリの卵を探したい場合は、最低でも夏以降である必要があります。
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まとめ
カマキリは卵を1つ1つ産むのではなく、大量の卵の入った泡を産みます。
この泡は産み付けられた直後は柔らかいのですが、時間が経つとどんどん固くなり、卵を守るカプセルとしての機能を発揮します。
この卵の入った泡を卵鞘(らんしょう)と言います。
卵鞘は断熱効果も高く、カマキリの卵は寒い冬の季節を卵鞘のおかげで乗り越えることが出来るわけですね。
また、カマキリの卵の探し方は、探したい種類のカマキリの生活圏を探す方法が効果的です。
前章にもあるように、基本的にカマキリは自分の生活圏の中で産卵をするので、カマキリの種類によって卵鞘の場所は異なります。
そのため、自分が探しているカマキリがどういった場所で生活しているかを調べて、その場所を探すことが効率的です。
そして、カマキリが卵を産む時期は「8~10月頃」になります。