冬のような寒い時期に脱水症状になることがあります。
いわゆる「かくれ脱水」と呼ばれ、場合によっては命の危険が生じることがあるので注意が必要です。
ただ、かくれ脱水の兆候や見分け方がわからないと対策や予防が難しいですよね。
そこで今回の記事では、かくれ脱水の徴候や見分け方のポイントについて、お伝えさせていただきます。
脱水症状は何故冬に起きるのか?
脱水症状は暑い夏の季節に起きるというイメージが強いですが、実際は寒い冬の季節にも脱水症状が現れます。
その中で「かくれ脱水」とは、自覚症状がなく体重の1%相当の水分が身体から失われ、脱水症状の一歩手前の状態になっていることを言います。
冬のかくれ脱水が起きる原因としては様々なものがあり、以下のようなものが挙げられます。
2・空気が乾燥していることにより、皮膚や呼気から水分が失われる「不感蒸泄」(ふかんじょうせつ)が増加
3・暖房の効いた部屋などで汗をかく
以上になります。
どれも夏場とは違い、自覚しにくいものばかりであるため、自分の身体がかくれ脱水に陥っていることに気が付かないことが珍しくありません。
特に、身体の水分量が少ない子供や高齢者は注意が必要になります。
かくれ脱水を放置すると、喉や鼻の粘膜が乾燥するため免疫が低下し、その結果、風邪やインフルエンザなどの病気に感染するリスクが高くなってしまいます。
また、血液がドロドロになるため血栓が発生しやすくなるため、心筋梗塞や脳梗塞といった重篤な症状を引き起こす危険性もあります。
そのため、かくれ脱水を予防することは、風邪などをはじめとした病気を予防することにもつながるというわけですね。
あるいは、風邪などをひかなくても、かくれ脱水による体調不良が現れるため、毎日を快適に過ごすためにも対策を講じておきましょう。
かくれ脱水の兆候や見分け方のポイントはこれ!
かくれ脱水を防ぐためには、その兆候となる症状を知っておく必要があります。
前章にもありますが、かくれ脱水は気が付かないうちに症状が進んでいくことが多いです。
かくれ脱水の兆候となる症状が現れた場合、「自分がかくれ脱水になっている」ことに気がつくことが出来れば、適切な対処をすることが出来、脱水症状や風邪などを予防することにつながるわけです。
かくれ脱水の兆候や見分け方のポイントとしては、
2・口の中が粘る、食べ物が飲み込みにくい
3・強い倦怠感を感じる
4・めまいや立ちくらみが現れ、身体がフラフラする
以上のような症状に注意をしておけば大丈夫です。
これらの症状が現れた場合は、かくれ脱水になっていることを疑った方が良いでしょう。
ただ、この症状の中で4番目の「めまいや立ちくらみが現れ、身体がフラフラする」は、脱水症状がかなり進行している危険な状態である可能性もあります。
そのため、水分補給などの処置をした後も症状が続く場合は、病院を受診するようにしてください。
また、かくれ脱水の症状が進行していくと、めまいや頭痛、筋肉のけいれんといった症状も現れることがあります。
この場合も同様で、症状が改善されない場合は病院を受診しましょう。
ちなみに、かくれ脱水への対策方法については、下記の記事に情報をまとめています。
冬のかくれ脱水に注意しよう!症状や対策方法についてくわしく紹介
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まとめ
かくれ脱水は兆候となる症状を理解していないと自覚が難しいです。
しかし、知識さえあれば対策が出来るので、しっかりと準備をしておきたいですね。
そのために、この記事がお役に立てれば幸いです。